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Masahall Full Stack

マーシャルアンプとドッケンが大好きなマサハルのブログです。車も好きだよ。

ESP GL Model kamikaze-X 1992

My Guitars

 

憧れのアーティストと同じギターは欲しいが、まんま同じのは嫌・・・ならば色違いで・・・誰でも考えそうなことです。ESPでもカラーバリエーションを追加して、ブルーのカミカゼ2、デザートカムフラージュ柄の3、蛍光グリーンの4を出していました。(私もカミカゼ1の赤い部分を青くしたギターを作ったことがありました。)

今回私が手に入れたのは、ブラックのベースに、薄いブルーグレイメタリック、ブルーメタリック、バーガンディメタリック、ゴールド文字・・・地味なんだか派手なんだか。(笑)

この色のために購入を躊躇したのですが、持ち帰ってずっと手にして眺めていたら、気にならなくなってきた、というかむしろ気に入ってきました。

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 購入直後、ブリッジがESPシンクレアの状態です。

 

ヘッド表面。塗装のフィニッシュはとてもきれいなので、一見リフィニッシュとは気づきません。

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しかし、サイド部分に若干、後吹きクリアの垂れが残っていて、裏側のクリアにちょっと違和感あり。もしかすると最初は無塗装だったところを後でクリア塗装しているかも。

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手前の1弦ペグの付近はクリアが剥がれています。

とはいえ、ヘッドに接ぎの無い良質でハードロックメイプルが使われています。

 

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ナット幅で45ミリ(1-3/8インチ)というワイドなネックですが、薄く手に馴染む断面形状のために、それほど握りにくさは感じません。クレイマーのバレッタと似た形状です。木取りは板目ですね。

 

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指板は、黒々、ツヤツヤのエボニーです。ポジションマークはパールかな?

ジャンボサイズのフレットは丁寧にエッジが処理されていて、指に引っかかりません。感触が良いです。

 

そしてこのギターの大きな特徴が、カミカゼジョイント

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プレートを廃して、外側のボルトを1本中心に寄せて、ヒール角を丸く削っています。f:id:masahall:20170305204649j:image

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これで、ハイポジションへのアクセス時に、親指の付け根が角に当たって痛くなることがありません。

 

スタッドボルトのピッチが同じだったので、ボルトごとオリジナルFRTに交換しました。ちなみに割と古いモデルのため、ブリッジ周囲の落とし込みはありません。私は古い人間なので、こっちの方が好きです。

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カミカゼのもう一つの特徴であるアウトプットジャックです。ストラトと同じ形状のジャックフルールですが、サイドを削りこんでマウントしてあるので、ケーブルを挿したままで何かに当ててプラグを破損ということが無く、トレモロアームの邪魔にもならないという、ナイスなアイディアです。

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ちなみにボディの厚さは、48ミリです。普通のストラトが45ミリなので、少し厚いです。またザグリも最小限になるよう、POT部分はレスポールのトグルスイッチと同じ大きさのザグリになっています。恐らくジョージ先輩は、少しでもボディの空洞部分を減らして、ソリッドな鳴りにしたかったのでしょうね。

 

今回現物を手にしてみて、カミカゼは普通のシャーベルやクレイマーといったハムバッカーFRTストラトとはかなり異なる、独特な設計のギターだということを理解しました。

 

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私のKAMIKAZE物語 その3

George Lynch My Guitars My sounds

帰宅して、詳細チェックです。

まずESPのブリッジ(FRTライセンス製造のシンクレア)は、黒塗装の劣化(サビ)が目立ち、動作もスムーズではないので、バレッタから外しておいたフロイドローズオリジナルに交換しました。

リヤピックアップのスポンジが厚みが足りずかなり低い状態なので、適当なものでかさ上げして高さを合わせてやります。

弦高(ブリッジ)やポールピースの高さを合わせて、ひとしきり弾きました。
自宅の機材で弾いても、やはりバレッタに非常に近い音でしたね。

余談になりますが、今5~6万円で手に入るクレイマー・バレッタ・ビンテージは、十分カミカゼの代用になると言えます。フロントPUを追加して、リヤPUをブリッジと平衡にしてやれば完璧でしょう。

カミカゼ(パープルタイガー)の疑似体験をしてみたい方にお勧めです。


さて、付属のチェックカードを調べてみます。f:id:masahall:20170305142720j:image

カーボンコピーの青い色が、経年変化で消えてしまっていて、全然見えないのですが、目を凝らして圧痕を解析しました。

こう書いています。

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やはり元は、ヘッドもカミカゼグラフィックだったようですね。

メイプル(1ピース)のエボニー指板で、ヘッドは接ぎ木なしです。


検査員と出荷者の名前は判別不能で、日付の月もはっきりわかりませんが、1992年の製造のようですね。ということは、リンチMOBのセカンドアルバムを発表した頃になります。ダンカンSH-12スクリーミングデーモンも出始めた頃で、カミカゼも販売開始後5年が経過して、製品として安定した時期でしょうか?
25年前のギターにしては、とても状態が良いです。

やはりこれは本物だ。

変な色だけど、1日中見ていたら慣れてきました。(笑)

音も小さくショボイのですが、喜びの動画です。


ESP GL model 1992

私のKAMIKAZE物語 その2

George Lynch My Guitars

まさかの競り負けに失意の日々を過ごした1週間でしたが、金曜日の夜、日課の(ジョージリンチ カミカゼ KAMIKAZE)の検索をしたところ、2件ヒットしました。

 

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一つ目はLTDで、見た目だけカミカゼなのでパス。しかしもう1件にピン!ときました。

 

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写真と説明を見ると、本物のESPであることは間違い無さそうですが、いくつか気になる点があり、確認せず落札するのはリスクが大きいのです。

 

・重量3.9kg・・メイプルボディにしては軽過ぎる
・ヘッド塗装のクラック

ただ、即決出品であり、デジマートにも出品しているので、これは押さえておかないと!と思い、悩むこと1時間。・・・「一度弾いてみるべき」という友人の言葉を思い出しました。

本物に触れる事ができる機会は滅多にあるものじゃない。もしハズレでも買えなくてもイイや。万一誰かが落札しても、明日ならまだ現品はあるだろうから弾かせてもらおう 。最悪、手に取って見るだけでもいい。大津なら車で4時間…

行って現物確認をしよう!

そう決断して、ヤフオク質問とデジマートから、「購入前提で見に行くので、HOLDお願いします」と連絡しました。

土曜日、朝起きて出発の準備をしていると、お店から「HOLDでお待ちしています」との連絡が!

下取りに出すかもしれないため、出番の少ない2203をクリーニング、比較のために持って行くクレイマーバレッタも、手放すことを想定して、PUとFRTをスペア部品と交換します。

独り、軽自動車に機材を積んで高速使わずに行こうと思っていたのですが、子供らが彦根城とか琵琶湖を見たいというのて連れてノアで出発。ちんたらと道中していたら、現地に着いたのは午後3時半でした。


子どもらは大津港に琵琶湖見物に行ったので、早速チェック開始です。

まず重さ。3.9kgとのことでしたが、持ってみるとけっこう重い。持ち込んだバレッタと同じくらいです。念のためバレッタの重量測定をお願いしたところ、胡散臭い小さなばね測りで吊るしています。測定結果、バレッタは3.9kg。同じです。ということは、軽めに数値が出ているのかな。メイプルボディの可能性が高まります。

店員に「カバーとか外して木部が見えるところはないでしょうか?」とお願いしましたが、「ネック外さないとダメでしょうね」とやんわり断わられて断念。弾いてみて判断するしかありません。「高級な」エボニー指板は初体験なので評価が難しいのですが、

・ブライト
・歯切れが良い
・アタック感、サスティーンが強い

以上の特徴でメイプルボディと判断。事前にクレイマーやFSTタイガーで検証しておいて良かったです。重いアッシュの可能性も残りますが、万一メイプルじゃなくてもこの音ならOK。まず第一関門はクリアしました。

次はヘッドの確認です。
丁度3弦のペグ穴からナットにかけて塗装にひびが入っています。でも木部には達していないので、大きな問題ではない。おそらく倒した際に、硬い塗装が割れたのでしょう。しかしESPロゴが無く、何かおかしい。よく見るとサイド部分に手を加えた痕跡があります。理由は分かりませんが、一度表面の塗装を落として、黒く塗り直したのでしょう。ヘッド裏のシリアルNo.は残っているので、オリジナルのネックであることは間違いなさそうです。

ロゴや塗装の不具合は音には影響しないので、第二関門もクリア。

ギター自体に問題が無いか試奏を続けます。

フレットはトップが平らに摩耗しているものの、凹みはなくまぁ良いでしょう。ただ弦高が高すぎる。出品表記とは違い12フレットで3ミリくらい。

20代と見られる先ほどの店員さんに調整をお願いしたところ、「これが標準の高さです」と言い張る。(笑)
持ち込んだバレッタと同じくらいに「下げてください」と食い下がると「FRTは難しいんですよ」といいつつ、なぜか弾きもせず形式的に12フレットの高さを定規で測って合わせてます。
案の定、1弦ハイポジチョーキングで音が詰まる。
「これじゃダメです。当たらないギリギリに調整できませんか?」
するとまた弾きもせずに定規で測って調整しています。しかしフレットの磨耗で高さにバラつきがあるようで、弾いてみると14フレット付近が当たる。

ナットはロックしたままで、チョーキングで当たるかどうか見ながらブリッジの高さを調整すれば良いのに、彼はいちいち、ロック解除>弦高測定>調整>チューニング(笑)>ナットロック・・・あぁもどかしい。

いらいらしながら3度ほど調整してもらい、許容範囲に下がったことを確認しました。
あとはすり合わせをきちんと行えば、もっと下がるでしょう。

しかし、ネックの反りやねじれがないのはさすが、昔のESPですね。
ジムダンロップと思しきジャンボフレットはエッジの丸めが丁寧で非常に弾きやすい。45ミリのワイドネックも厚みが適切なので、違和感はありません。

さらにバレッタとの比較を交えて、生音や、アンプを通して弾き続けます。

ピックアップの違いはありますが、音の傾向はバレッタとほぼ同じ。
意外なことにネックの感触もバレッタにかなり似ています。この時点で、バレッタを手放してカミカゼを購入する気になりましたが、最大の問題は色。

微妙なメタリックのカミカゼグラフィック・・・だから安いんだとも言えますが。


悩んでいる間に、持ち込んだバレッタとマーシャル2203を査定してもらいます。


思ったより良い値段で買い取りしてくれることになり、遠いところからわざわざ来たということもあってか値引きもしてくれたので、購入を決めました。

・・・詳細チェックに続く

私のKAMIKAZE物語(笑) その1

George Lynch My Guitars

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ESP KAMIKAZE・・・1986年の衝撃的な登場以来、憧れてはいたものの当時25万円という値段は(私にとって)あまりにも高額だったため、あきらめというか、避けていたギターです。(笑)

少々長い話になりますので、分割していきます。

まだ学生だった1987年頃、カミカゼが欲しいもののローンを組んで購入する勇気はなかったので、まずは自作に走りました。グレコJJ-1?というミディアムスケールで2Hケーラーザクリのソロイストボディの素材を手に入れて、木部埋め戻し&S-HとFRT加工を施し、缶スプレーで水色のグラフィックを吹いて、カミカゼもどきを作りました。ネックはESPクラフトハウスのB級品で見つけたリバースではないバナナヘッド。(その後、ネックのトラブルで、仕様変更を繰り返し、「美穂」になりました)

その後、忘れていましたが、最近の個人的ブームでまた興味が沸いてきます。

クレイマー・バレッタ、FST改タイガーなど、メイプルボディ類似スペックのギターでカミカゼ(orタイガー)はどんなギターなのか想像していましたが、「一回本物のカミカゼを弾いてみるべき」というESPに詳しい友人の言葉を受けて、探し始めました。

ヤフオクの相場では、15~20万、中古楽器の買取は、8~11万。しかし、全然無いんですよ。
マニアは本物を手に入れたら手放さないのか、出てくる物件はアルダーボディとか、LTDとか、見た目だけのカミカゼばかり。今更35万出して新規にオーダーする気もないし。

そんな中、珍しいギターを見つけました。
クレイマーのジョージリンチモデルです。

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鋭い人は写真を見て気付きますよね。バレッタとは明らかに違う、カミカゼそのものの形状に。

これはカミカゼの商品化の前に、極少量(数本?)だけ販売された幻のプロトタイプなのです。クレイマーの代理店契約やJKシリーズの展開から発展したのだと思いますが、形はもちろん、木材やパーツなどすべてカミカゼスペック・・つまり中身はカミカゼそのものなんですよ。

車検費用が浮いたので、落とす気満々で挑んだのですが、自動延長なしに気づかず競り負けてしまいました。

・・・続く

 

無念

日々思うこと

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これ、落札できなかったんだナー。

 

最近のオークションは「延長あり」ばかりなので、油断していたよ。

ショック・・・

 

まぁこれ以上競っても、負けたと思うけどね。(苦笑)

 

ちなみにエラナンのタイガーも10万円少々で落札されてたな。

あれはアッシュボディだったそうな。