バナナヘッドのネック
MUSIKRAFTで買おうと思っていたのですが、モタモタしているうちにヤフオクで良さそうな物件を見つけました。
カミカゼと同じくナット幅45mm、ジョイントねじ穴の配置がクイーンカットなので期待して落札。
届く早々にフランケンタイガーに取り付けてみました。
木材や加工、形状は良いのですが、残念なことに少々ねじれていました。15フレット辺りで6弦側が「起きて」いてロッドを回しても解消不可。
その他いろいろ問題があって、気持ち良く弾くには加工、修正が必要ですね。
さて、細かくチェックします。
母材のメイプルは良質で、ヘッドに継ぎはありません。完全なワンピースです。指板はやや木目が粗いですが、きれいな赤茶色で良さげなローズウッド。インレイは虹色っぽい色合いなので、白蝶貝かも。
フレットは、幅2.9mm、高さ1.0㎜でほとんど減っていません。
出品者はクレイマーかも?とのことでしたが、明らかにUSAクレイマーではない。日本製ぽい雰囲気がします。
ヘッド形状は、ESPより一回り小さく、クレイマーJKより大きく、ギブソンのオリジナルエクスプローラに近い。6弦側のエッジがシャーベル/ジャクソンのように角ばっていて、フェルナンデスのバナナに似ていますね。
↓90年代のカタログより
フェルナンデスのカスタムモデルか、どこかの工房製かな。いずれにしても量産品ではないでしょう。
加工点・・自分用メモ
・ヘッドの角をESP風に丸める
・全体に#400のペーパーで研磨
・テンションバーを1弦側に2ミリほど移動
・フレットを擦り合わせて、「起き」対策のためハイポジションを低く削る
・フレットと指板のエッジを丸める
ボディ側加工
・ネックを外さずガードを取り外せるよう、22Fに干渉するピックガードのネックエンド部分をカット
・ネックジョイント部分を「カミカゼ」カットに
これでフランケンタイガーも完成しそうですが、悩みの点がブリッジなんです。シンクロにこだわりたいけど、ナットをロックしないと音程が安定しないし、ロックしちゃうとチューニングの微調整が面倒だし。
やっぱり、普通のナットのストラトヘッドのネックを手に入れようか??
テスト風景
ヘッドを積み上げたら、やっぱり肩の痛みが増してきました・・・
昨日、レキシコンのテストをしていたのですが、カメラの操作を間違って撮るつもりのない動画が撮れていました。(笑)
いつもこんな感じでグダグダな音を垂れ流しています。
音は良いので、おまけに載せておきます。暇な方は見てください。
How to use lexicon pcm41
各コントロールについては、ブロックダイアグラムを見てグラフィック的に理解すれば早いでしょう。
私の個体は古いのか、これと違って無地のパネルなので、マニュアルを参照します。
今回私は、ダイレクト(DRY)とメイン(DRY+ディレイ)のそれぞれの出力を2台のマーシャルに入力しましたが、1台のヘッドのプリアンプ出力をレキシコンに入力して、ブーストしたレキシコンの出力を2台のパワーアンプに入力する方法がベストらしいです。(確かウォーレン・デマルティーニがそんなセッティングだったと思います。)
単純なパッシブエフェクトループの追加であれば簡単な改造なので、やってみようかな?
それならメインのヘッドは1台で、パワーアンプはJCM800でも良いワケだし、トーンは1台のプリアンプで設定できるので、使い勝手も良くなるかも。
続いては、マニュアルから抜粋したpcm41の使い方を載せておきます。
まずダブリングやエコーなどのセッティングサンプル。これを見れば簡単ですね。
詳しく知りたい方は、ネット検索で探してpdfファイルをダウンロードして熟読してくださいね。
Lexicon pcm41 and Marshall Stack x 2
辛い五十肩に鞭打って(笑)、オールドマーシャルの2スタックを積みました。
もちろん2台同時に鳴らすのは初めて、キャビネット4つのフル装備で鳴らすのも初めてです。
そして、その上にはレキシコンのpcm41!
ギターはカミカゼ!!
30年来の夢の実現です。
まずは、50msのステレオエコーです。
マイクレベルが高すぎてちょっとクリップしてしまいましたが、とてもスペーシーで空間感満点というか、とにかくクリアーなエコーが部屋中に広がります。昔々、最初のマクソンのラック式デジタルディレイを買った時の感動を思い出しました。
デジタルディレイのエコーは鮮明過ぎるのが難点ですが、pcm41はアナログプリアンプのニュアンスが良好で、なおかつハイカット、ローカットのEQスイッチが付いていていて、ONにすると良い感じにローファイでアナログ的な温かい音になります。それを2台のアンプでステレオ再生すると、クリアーながらも程よくウォームなエコーになるんですね。
暫し、いろいろと試して楽しみました。
経年劣化で不調な個体も多いという噂なので心配でしたが、ディレイタイム調整のスイッチが接触不良なのか、押し加減によって、時々1プッシュで2~3つ変わってしまうくらいで、音には問題はありませんでした。
リビングのMG-10ではノイズが大きいと感じたのですが、ゲインを上げすぎ(出力レベルも高すぎ)たようです。入力レベルを0dBで出力レベルも適正に調整すると、ほとんど気にならない程度になりました。
うーむ、楽しい!
ワウペダルをつないで、こんな懐かしのフレーズも真似してみました。
2台のアンプ自体、EL34と6550管で個性が違うし、4つのキャビネットそれぞれバラバラのスピーカーなので、レキシコンを通さずともビッグでワイドな音がします。よって、左右のボリュームを揃えるくらいでトーンの違いはあまり気にしません。1台を歪の少ないクリーンなセッティングにすると、いろんなアンプで音を重ねたプロのスタジオサウンドみたいになって面白そうです。
アッテネーターが1台しかないので、残念ながらマスターVOLで音を絞った音なのですが、これでも十分好きな音です。CH1のフルアップだったらどうなっちゃうんだろう?
それは、自宅に防音室を作るか、これだけの機材をスタジオに持ち込むか(笑)、先々のお楽しみに取っておきますか。