Masahall Full Stack

マーシャルアンプとリッチー・ブラックモアとジョージ・リンチとスティーブ・ヴァイが大好きなマサハルのブログです。時々こっそりと過去記事を改訂しています。(笑)

FURMAN電源の音(冗談)

さて、肝心の音ですよ。

まずは普通に壁のコンセントから電源を取った場合。


Vox VBM-1 and EVM12 part1

これはこれで、ウォームなミッドレンジがイイ感じです。

次にファーマンを通した場合。


VOX VBM-1 and EVM12 part2

 

どうです。音がはっきりしたでしょう?

 

 

 

 

でしょう???

 

 

 

 

本当にそう思います?????

 

 

 

 

 

 

音が変わりすぎたと思いません?!

 

 

 

 

 


すいません!
実はこれ、スピーカーの違いのテストでした。ちょっとふざけてみただけ。(笑)

正体はこれです。

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アンプは、箱だけ残していた30年前のマイクロJUGGに、VOXのVBM-1(ブライアンメイスペシャル)のシャーシとエレクトロボイスを無理やり詰め込んだホットロッドです。スピーカーは、近年PA用のウーファーのDL12BFHという型番で、コーンが破損したジャンク品を木工ボンドで張り合わせて修理しました。

元は10インチの穴なので、12インチのスピーカーがバッフル板からはみ出しています。

音響的には良い音になるとは思えませんが、実際鳴らしてみると、程よくトレブルとベースが落ちてミッドレンジが豊かなトーンになりました。VOXのオリジナルはカスタムメイドの8インチスピーカーだったのですが、妙に硬いというか耳障りなトレブルが嫌だったので、こんな改造をしてみたのです。

ギターに限って言えば、ウーファーはありですね。(12インチ用の密閉キャビにきちんと収めたら、ベースが出過ぎるような気がしますが・・・)

 

2つめの音は、先の改造アンプのスピーカーアウトをギター用の名器EVM-12Lを4発入りの1960Aキャビで鳴らしたものです。

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2発はメサブギのキャビから取り出したブラックシャドウ、もう2発はバラで入手した何かのアンプから取り出したと思われるラベル無しのEVM-12Lです。耳障りになる寸前のトレブリーでエッジの効いたメタリックなトーンが素晴らしい。ジェイクEリーやウォーレン・デマルティーニが愛用していたのも納得です。

しかし中古でも1発で2~3万円くらいするスピーカーを4発も入れて使うのもなんかもったいないナー。(笑)

ちなみにこのスピーカーは1個で8kgほどあります。それが4発入ったキャビはめちゃめちゃ重くて一人で持ち上げるのは辛く、持ち運び困難です。

 

さて、肝心のファーマンの音ですが、マーシャルで試したところ、やや音に張りが出て、はっきりした音になったような気がしましたが、あくまでも気のせいレベルで、録音した音を後で聞いてみても、違いが分かりませんでした。

電源から乗ってくるハムノイズも低下したのかどうか良くわかりませんでした。ただ、以前はたまにモーターが回るような「キュイーン」と妙な音が入ることがあったのですが、それは無くなったようです。それよりも、ピックアップが拾うノイズ、さらにペダルやハイゲインで増幅されるノイズを何とかしたいですね。やはり90年代のラック式ノイズイレーサー?のHUSHとか効果あるのかな?

 

結局は、高価でカッコ良く、信頼性の高いテーブルタップですかね。とにかく、電源がすっきりしたので良しとします。

ちなみにベッドサイドに設置しているので、夜間照明にも役に立ってますよ。(笑)

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FURMAN PL-PLUS J パワーコンディショナー

90年代にプロミュージシャンがこぞってラックに常備していたのを見ていて、前から興味を持っていた機材です。
ヤフオクで見かけて冷やかし入札していたら、そのまま安く落としてしまいました。
新品定価で4.5万円ほどのところ、送料込みで7千円ほどとお買い得。

 

暗闇にライトが光ります。

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照度は調整可能。

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全貌です。

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左から、ライトON/OFF、ディマー(照度調整)、2つの黒い円筒がライトモジュール、中央に入力電圧表示のLED、サーキットブレーカー復帰スイッチ、出力のON/OFF。

近年のモデルはLEDライトですが、これはフィラメント式の電球なので、少し古いタイプですね。2000年頃かな?

説明によると、
・(落雷などの)瞬間的な過大電圧を吸収もしくはシャットダウン
・グランドへの漏れを防止、電源ラインのノイズをフィルタリング
というのがメインの機能です。それが無ければ高価でスマートなテーブルタップ。(笑)

ちなみに「J」とは日本向けの100V仕様の意味です。昇圧トランスで120Vにつないだところ、電源レベルLEDが点滅して、ダメそうでした。

マーシャルとレキシコンは、今まで通り120V昇圧トランスを介して接続しなくてはなりません。

100Vコンセント
→ファーマンPL-PLUS
 →BOSS GE-10
 →昇圧トランス120V
  →レキシコンPCM41
  →マーシャル2台

このように接続して使ってみました。
今までタコ足的にごたごたとつないでいたのが、すっきりしました。

ただ、マーシャルヘッドの上に載せただけなのでちょっと不安定です。ライブに持ち出すことのない弾きこもりギタリストですが、4Uのラックと2Uトレイを購入して、一番上にファーマン、2番目にレキシコン、下2段に引出しトレイをセットして機材をすっきりまとめたいですね。

昇圧トランスを後方に設置。さらに、PMP(PMG)のバッファーとAC9Vサプライを入手して、GE-10や手持ちのペダルをセットすれば、ジョージ的な機材が一気にスマートに整理できるナー。

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こんな感じで妄想。バッファーがラインセレクタも兼ねているので接続順(切替)は要検討ですね。

夢が膨らむです。

吹付け完了

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クリアーの後サンディングして、スモークを吹いてみました。・・・が、軽く吹いたのに濃くなりすぎて失敗。乾燥させた後、サンディングでスモーク層を削り落としてやり直しです。

色の境の段差はほぼ無くなり、ウレタンニスを2回吹きました。説明書によると、「飴色(蜂蜜色)の塗膜が年数が経ったような深みを生み出します」とのことで、確かに薄っすらと黄ばんだ感じになりましたが、もうちょっと濃くても良いかな。

薄いスモークを吹きたいところですが、ウレタンニスの上にラッカーを吹くとくしゃくしゃに縮んでしまいそうなので、もうちょっと濃い色のニスを吹こうかどうか、悩み中。

 

現状でボディより赤紫と青が濃くなってイマイチ違う色になっちゃいましたが、もうこれでいいような気がしてきました。

後は十分に乾燥させて溶剤を飛ばしてから、表面を磨いてピカピカに仕上げますよ。

 

自分でスプレー塗装をやってみようという奇特な方に参考情報です。

paintwork.hatenablog.com

George Lynch The Lost Anthology

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今さらながら手に入れました。2005年発売のジョージ先輩40年の歴史の裏側を収録した2枚組CDです。

ディスク1は初レコーディング、ザ・ボーイズ、エキサイター、ドッケンまで、ディスク2はリンチモブ、ストーンハウス、トリビュート関連を収録しています。
何十年も昔の劣化したカセットテープから起こした音源など、音質的には相当厳しい物もありますが、ジョージ先輩の歴史と進化を聴くことができるマニア垂涎のCDですね。

では、ディスク1の感想を書き連ねます。

 

1.Thinking About You/A


1977年、先輩が初めてレコーディングした曲です。金が有り余っているサーファーのロニー・ブルースという男がやっていた「A」という名のバンドの演奏ですが、どこかで聞いたことあるんだよなー。私が知らないだけでとても有名な曲のカバーのような気がします。先輩はピグノーズ(アンプ)を持参してゲスト参加、まとまりに欠けますが、ドッケン時代と変わりないようなレベルの高いソロをキメています。
ちなみにヴォーカルは、後にエキサイターに参加するグレッグ・サンフォードのガールフレンドだったそうな。

2.Nite Boyz/The Boyz


ザ・ボーイズは、プロを目指してLAに出て先輩が1975年に組んだ初めてのプロ志向のバンドです。当時はバンドのテーマソング的なものが流行っていたらいのですが、アップテンポでノリの良い曲で1978年にロングビーチイーストマンスタジオで録音されました。プログレッシブな感じが初期ラウドネスにも通じるような、構成がやや複雑な曲で、絶対に売れないセンです。(笑)

3.Sleepless Nights/XCITER


その後、ザ・ボーイズのヴォーカルがグレッグ・サンフォードに変わり、バンド名もエキサイターに変わりました。ハリウッドのあるスタジオを深夜0時~7時の間に無料で使わせてもらい仕上げたデモ曲です。(以下2曲も同じ)

レッドゼッペリンのハウセズ・オブ・ザ・ホリー~プレゼンス辺りに強く影響を受けたミックが叩き出す、ボンゾ的なリズムに乗ったゼップ丸出しな展開がカッコ良い曲ですね。
きっとジョージ先輩は、後に同じようなことをやって大ヒットしたスティル・オブ・ザ・ナイト/ホワイトスネイクを「マジかよ?!」と妬んだことでしょう。(笑)
同名のドッケンの曲とは関連はないです。

4.It's Alive/XCITER


先のナイトボーイズと似た曲調ですが、複雑な構成は影を潜めて着実に進化しています。これはヒットしてもおかしくないと思いました。
サビのコーラスが爽やかで、いかにもジョージ先輩らしいリズムをひねったリフがカッコ良いです。

5.Paris is Burning


ドッケン版で有名な曲の初期バージョンです。
勢いはありますが、まだ粗削りな感じです。

6.Heartless Heart


これもドッケンの同名曲とは関係ないです。
ボーカルがちょっとドンっぽくて、初期ドッケンに通じるものがありますが、ちょっと物足りないくらいシンプルな曲ですね。

先輩がインタヴューで良く語っている「KISSのレコード契約オファーのチャンスを共演したヴァンヘイレンに奪われてしまった夜」の演奏ですね。詳しく説明すると、ボーイズに興味を持ったKISSのジーン・シモンズとポール・スタンレイが、レコード契約をするかどうかの確認のために、当日のギグを見に来ることになったそうです。KISSメドレーをセットに取り入れるなど、最高の演奏を決めて契約間違いなしと思ったところ、後に出演したヴァンヘイレンに喰われてしまい、ジーンらの興味はすっかりそっちに移ってしまった・・・という話です。(ジョージ本人談)
BURRN誌のインタビューにて、当時スパイクというバンドに在籍していてそのギグに出演したフォアン・クルーシェも概ね同じことを語っているので、事実でしょう。ただフォアンによれば「ジョージもエディも甲乙つけがたい強烈な演奏で、リードギターを堪能した夜だった」そうで演奏においてエキサイターがヴァンヘイレンに負けたということではなかったようです。

ライナーノーツによると1978年の11月ハリウッドのスターウッドクラブの録音となっていますが、ヴァンヘイレンは1978年1月にはレコードデビューを果たしているので、1977年の間違いでしょう。

7.Jailhouse Rock


先と同じ夜の演奏です。
曲は古臭いですが、ギターソロが冴えています。

8.House On Fire


これも1978年のライブでギャザリーズというクラブでの演奏。聴けばすぐ分かりますが、ドッケンのイン・ザ・ミドルの原曲ですね。

9.I've Been Waiting


1979年ハードロックが衰退していたこの時期、KISSに見放されてチャンスを失ったバンドは迷走し、プリテンダースを目指していたそうです。
ジョージ先輩の黒歴史。(笑)
ただ、先輩のポップなセンスを垣間見ることができます。


通して聴いてみると、ジョージ先輩は1977年の23歳当時、すでに相当のテクニックは身に着けていたことが分かります。13歳からみっちり10年弾いていれば当然かもしれません。

ザ・ボーイズの頃は、やりたいことを全部ぶち込んだような複雑な曲でアマチュア感が抜けていませんが、エキサイターになると洗練されたプロのバンドに成長しています。KISSが目を付けるのも無理はありません。

1978年といえば、ライバルのランディはクワイエットライオットで、エディもヴァンヘイレンでレコードデビューを飾っていましたが、当時のジョージ先輩は彼らよりも優れたギタリストだったと思います。完全にひいき目ですが(笑)

ただ、ヴォーカルやバンド全体で言うと、やや魅力が薄かったのでしょう。
その後も、ランディやジェイクにオジーの仕事を取られたり、後輩のウォーレンに先を越されたり、ツキのないジョージ先輩ですが、そんなアンラッキーなところもファンとしてはたまらなく愛おしいのです。(笑)

さて、今日はこのくらいにしておきますか。


Xciter w/George Lynch "The Heat" "I'll Be There"

 

(続かない・・・たぶん)

クリアー終了

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先週末に、さらにクリアーを2回重ねて、ほぼ段差はなくなりました。色の境目の筋はちょっと残りますね。

 

4日ほど乾かしたら、さらに塗膜が引けてきて、かなりフラットになりましたよ。


ESP kamikaze headstock repaint

もう一度サンディングして均してから、色の鮮度を落とすために薄くスモークを吹いて、最後にウレタンニスで黄色っぽく仕上げる予定です。うまく行くと良いな。

 

あと最後にESPロゴを偽造しなくては。

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