腕時計を買いました
今時は携帯やスマホで時間が正確に分かるので、腕時計を重宝する人も少なくなりましたが、私は腕時計が大好きです。それもレトロな機械式にこだわっています。(電池が消耗してくると急に狂ってしまうクオーツ時計は信用しない)
といっても、ロレックスなどの高価なものは無理。実用十分なオメガ・スピードマスターを使っています。
最初は廉価版のオートマチックを新品で購入し、10年くらい使いました。
でも水没して故障してしまい、修理に結構な金額がかかるとのことだったので、しばらくスウォッチなどでしのいでいたのですが、手巻きのプロフェッショナルの中古の出物を購入しました。
ずっと同じ時計だと飽きることもありますし、オーバーホール中の代替機が必要なので、スウォッチなどのクオーツ時計をいくつか持っていましたが、20年も経つと劣化して、正常に動かなくなってしまいました。
という訳で、最近真剣にサブ時計を探していたのですが、リーズナブルな値段でデザイン的に興味深いものを発見し購入しました。
ロシアの手巻き機械式時計、BOCTOK(VOSTOK ヴォストーク)です。
(腕の毛が汚らしくてスミマセン)
これはコマンダスキー(司令官)という軍用時計の復刻版のダイバーモデルです。オリジナルは品質管理が行き届いた精度の高い軍事警察用の官製支給品でしたが、ソビエト崩壊後は、ファッションウオッチとしてロシア土産的な存在になりました。
戦車に赤星というあか抜けないデザインが素敵。(笑)
ブロンズというかダークゴールドのケースに、宇宙飛行士ガガーリンのバッジのついたバンドのレアなモデルのデッドストック品とのことです。未使用品だけあって、かなりきれいでした。ケースのエッジもシャープな造形で、値段的に大差ない中国製のトイウオッチとは別物です。ギターに例えるなら、先のブログに書いたバッカスのテレキャスターみたいなものですね。
せっかくのガガーリンベルトですが、かなりチャチで、すぐ擦り切れそうな予感がするので、NATOベルトか何かに交換しようかな。ダイバータイプなので黒のラバーも渋いかな。
とりあえずどのくらいの精度なのか楽しみ。私は毎朝、ゼンマイを巻いて時間合わせをするのが習慣となっているので、日差60秒くらいまでなら許容範囲ですけどね。
ちなみにボストークコマンダスキーは、製造期間が長く、ケース、ベゼル、文字盤、ベルトなどデザインのバリエーションが多いので、様々なモデルが存在します。コレクションに走るかも。(笑)
安くて良いギター
先日アメーバブログにて、ちょっと戯言を書きました。(あれはさる不愉快なブロガーに対する当てつけだったので、嫌味な表現になってしまいましたが、あえてそういう意図があったワケです。)
その中で、本当に良いものは相当の値段になる・・ようなことを書いたのですが、安いギターはどうなのか?
私がお気に入りの安いギターを2本紹介します。
その1:バッカスのユニバースシリーズ BTE-1(左)
中古で8千5百円で買ったテレキャスタイプのBTE-1です。小売り希望価格は2万5千円ですが、完全調整済で1万5千円、ギターを始める人には絶対のお勧めです。もちろんストラトタイプもありますよ。
これはネックが素晴らしい。サテン仕上げで指板のローズウッドの色が薄く、見た目は安っぽいものの、握ってみれば良質なメイプルネックであることが分かります。プレイテック、フォトジェニック、セルダーなどのトイ(玩具)ギターとは一線を画す本物のシェイプです。フレットやナットの仕上げも良好です。
若干、エッジが手に引っかかるのが気になったので、200~400のサンドペーパーでガシガシと指板のエッジごと丸めてやりました。これなら特に技術も要りません。
ボディはポプラ単板。
ブリッジやロトマチックペグなどのハードウェアはしっかりしたものが付いていて、不満はありません。
さすがにPOTやスイッチは安物ですが、ピックアップは、大音量でも十分実用に耐えうるテレキャスターらしさを持ったトーンです。
こんなしっかりしたギターが1.5万円で良いの??って思ってしまいます。(これをスクワイア辺りのブランド値付けしたら、4~6万円ぐらいの値段になると思います)
その2.フェルナンデスSSH-40(右)
中古で2千3百円で買いました。実は、ペグやブリッジ、ジャックプレートなどブラックパーツが欲しかった時に、部品取りのつもりで丸ごと買ったのです。
22Fでトレモロの付いた万能ギターです。2000年以降の製造と思われますが、形式名の通りのレイアウトで小売り希望価格が4万円(実売価格は3万円くらい?)なのでしょう。
天下のフェルナンデスだけあって、ディティールやパーツがしっかりしていて、ジェイクEリーのシャーベルみたいに格好良いです。ナイフエッジ式トレモロの動きは良好で狂いもありません。先のバッカスの様に目が詰まっていないローズウッドは安っぽいですが、メイプルネックやボディ(木材不明)に問題はありません。
ただピックアップはちょっと安い音がします。ダンカンかEMGに交換してやれば化けますよ。
リサイクルショップやヤフオクで5千円も出せば手に入りますが、自分で調整できる人でないと、使い物にならないリスクがありますので注意が必要です。
ESPカミカゼで30万円クラスのギターを知った私ですが、これらのギターは、弾いていて大きな不満は感じません。安くても良いものはあるということですね。
KAMIKAZE 復活
今日は会社が休みだったので、早朝から復活したカミカゼをいじってました。
面倒臭いFRTのオクターブ調整をして、写真を撮って、弾いて、動画を撮って…ブログに戯言を書いて(笑)
とても充実した時間を過ごして仕事のストレスもスッキリ。
ボディとの色違い・・特にバーガンディが酷いので塗り直したい気はしますが、ボディから離れているので、気にしない事にします。
ジョージ先輩のオリジナルカミカゼのヘッド写真も鮮明なものを見つけました。
猫が・・・(笑)
ロゴは後日やり直します。
復活したカミカゼは、私にとっては、かなり理想的な音です。
My BestのギターはレスポールでもストラトでもフライングVでもありませんでした。それはハムバッカーのストラト・・・その究極がカミカゼだったんですよ。今の私にとって理想のギターです。
今まで使っていた普通のギターと比べてみると、一番の違いは使用している木材でしょうね。先日まで別のローズ指板ネックを付けていましたが、戻したら全然違うんです。ハードメイプルにエボニー指板の軽くて硬いネックは、レスポンスやトーンが素晴らしい。メイプル材自体かなり良いものなのでしょう。そしてフレットエッジの処理やネックプロファイルがまた素晴らしい。
アンプからの出音を聴くだけではそれほど大きな違いはないのに、弾いた本人の手や体に直に伝わってくる振動や音は明らかに異なりますし、ネックを握った感触・・フレットエッジの手指への当たり具合など、とにかく上質なのです。
80年代半ば頃までは、普及クラスのギターでもまだ良い木材が使われているものがあり、そんな「当たり」であればフレット処理など細部のリファインで化ける可能性はありますが、90年代以降の量産品のギターや、20万程度のギブソン、フェンダーのレギュラー製品では太刀打ちできないと思いました。
量産の普及クラスのギターが良くないというつもりでは無いのですが、出来が違い過ぎる良いギターを知ってしまうと、普通のギターに魅力は感じなくなってしまいます。
あれほど気に入っていたフェルナンデスのリバイバルも色褪せました。
手持ちのギターで納得できるのは、やはり硬く軽いネックのギター。74年のフェルナンデスFST、ワーモス?ネックに交換した日本製シャーベル、30年ほど昔にESPのアウトレットで買ったネックの「美穂」の3本が合格ラインです。
それ以外はコレクション的なものを除いて、手放すことにしました。(なかなか売れないけどw)
たかがESP如きで・・と鼻で笑われるかもしれませんが、このギターを手に入れて、私の価値観が変わったのは確かですね。
ネックを組みました
塗装が乾いたので、磨いて組みました。よく見れば色が違うけど、もうこれで良いです。(笑)
ESPのスタンプロゴも描いてみました。
完成までもう一息です。