Masahall Full Stack

マーシャルアンプとリッチー・ブラックモアとジョージ・リンチとスティーブ・ヴァイが大好きなマサハルのブログです。時々こっそりと過去記事を改訂しています。(笑)

George Lynch's main axe 1. Tiger PART3(2016.11.21追記)

 

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ESPとエンドースするようになって、フェンダーヘッドのメイプルネックを新調し、同時にトレモロをシンクロに戻します。製作からまだ10年も経たないのに、もうクラックがバリバリのボロボロな塗装になってしまっていますね。ツアーやステージでの激しい環境変化によるものでしょう。

 

 

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そのまま1988年に来日。翌年ドッケンは解散となりました。


その後は、ESPのオリジナルヘッドのネックに交換したり、現在は刺々しい形状のローズ指板ネックに変えられていますが、すでに私的には興味ありませんので割愛します。

 

さて、古い話に戻りますが、1982年のビートクラブの続きです。


DOKKEN - Live Bremen 1982 II.


しかしこれ、ひどいですよね。ジョージがリードを弾いているのに、バックのドンの音の方が大きいなんて、なんというミキシングだ。楳図かずおのようなシャツを着たドンの悪意を感じます。

ジョージの動き、頭を前後にクイクイって動かしながら小股でツツっと歩くのが、なんだか鳩か鶏みたい。w

 

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ジョージの前に陣取ったエアギターの彼。
ツボですね。(笑)

 

 

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それはさておき、照明の当たり具合で、塗装にクラックが入っていない新しいボディがギラリと光り、素晴らしいです。


ボビンがクリーム色なので、ピックアップはディマジオかもしれません。(→匿名のタレコミがありました。セイモアダンカンのフォーラムにて「ビルローレンス(L90?)」との情報があったそうです。ありがとうございました。)

 

 

スティック・トゥ・ユア・ガンからカモフラージュ柄のギターにチェンジしますが、これはタイガー以前のメインギターで、ウォーレン・デマルティーニによると、「ブレイキング・ザ・チェインズのレコーディングに使用されたギター」だということです。

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1-2弦のストリングガイドが異常にナットに近い位置になっていますが、ベースは60年代モデルのストラトで、SSHに変更、ピックガードの上からグラフィック塗装をしています。ネックを見るとシャーベルっぽい。もしかするとこれがジョージの「試行錯誤」の1本だったのかもしれません。

後にお金に困ったジョージがRATT加入前のウォーレンに売り、ウォーレンはデビューEP盤の「RATT」のレコーディングにこのギターを使用したとのことです。(本人談)
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さらにある時、ジョージがウォーレンのローディのところからこのギターを持って行ってしまい、そのまま行方不明になったそうな。

 


さて、終盤は余談の連発でしたが、これでタイガーのお話は終了です。

次は、幻のAria Pro2の話でも書きますか。