Masahall Full Stack

マーシャルアンプとリッチー・ブラックモアとジョージ・リンチとスティーブ・ヴァイが大好きなマサハルのブログです。時々こっそりと過去記事を改訂しています。(笑)

George Lynch's sub axe 2. Kramer Baretta ※追記あり

2016.11.26

今回は、ジョージが一時入れ込んでいたクレイマーの話です。


エディやミック・マーズの影響なのでしょうが、ジョージは1985年になった頃からクレイマーを使い始めました。
その理由として「シャーベルはオーダーメイドなので、良い時は抜群なんだけど、結構ばらつきがある。クレイマーはすべて同じく出来が良い」と語っています。


まず、ジャスト・ガット・ラッキーのMVで、キャンディアップルレッドのバレッタが登場しました。

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この後、鏡に投げつけてましたが(笑)、気に入っていたらしいです。

 

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※2017.7.1追記

---このギターについてフェイスブックのGLコミュニティにて耳寄りな情報をゲットしました。

ジョージは、ニューオーリンズにてディオのオープニングアクトとして演奏した1984年末もしくは1985年初頭のある晩に、Jack Wilson氏の友人が経営するルイジアナ州マレロのとあるギターショップにて、タイガーストライプのギター(恐らくシャーベルのレッドタイガーでしょう)と交換で入手したそうです。---

 

その他に、1Hの(メタリック)パープルタイガー。

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こんな怪しい色です。リバースヘッド、ローズ指板のバレッタネックから、シャーベルのストラトヘッドのネックに交換されました。

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同時期に製作された、シャーベルのサブマリンから進化したS-Hのレッドタイガー、

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ラクガキペイントの果てにボディを切り刻まれた「Mr.スケアリー」

ヤングギター「お得意」の間違い記事によって、おどろおどろしいデザインのJフロッグ製作のガイコツギター(スカルアンドボーンズ)のことをMr.スケアリーと誤解している人もいると思いますが、スケアリーはコレです。

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アローン・アゲインのMVで使われていましたね。


Dokken - "Alone Again" (Official Music Video)

 

加工前・・音は良かったらしいです。(笑)

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加工後

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※いずれも、85年型になります。

 

バレッタは、1983年にエディのシグネイチャーモデルとして製作され、5150のベースとなったギターです。やや大きめで丸っこい、フェンダースタイルの段差の付いたヘッドストックが特徴で、ピックアップはエディのフランケンのごとく1弦側が下に傾いたスラントマウントになっていました。ストラトキャスターとは若干異なるシェイプのボディには、メイプル材またはポプラ材が採用されています。最近、The 84 BARATTAとして再生産されました。

それに対して85年型は、ヘッドストックがやや小さく、シャーベル方式のスカーフジョイントの角度付きに変わりました。ボディのコンターも若干変化しています。

こちらは2000年代にクレイマーがギブソン傘下になった頃に再生産され、近年、韓国で再再生産されました。

 

クレイマーバレッタについて興味のある方は、こちらをどうぞ。

Baretta History


その後、日本のESPにて、JK(ジャパンクレイマー)が発足して、ジョージはその流れでESPを知り、やがてはジョージ流進化の集大成となる、カミカゼの誕生につながるのでした。