Masahall Full Stack

マーシャルアンプとリッチー・ブラックモアとジョージ・リンチとスティーブ・ヴァイが大好きなマサハルのブログです。時々こっそりと過去記事を改訂しています。(笑)

Kramer Varetta

オリジナルバレッタ(米国製)は、先に書いたように1983年から頻繁に仕様変更を繰り返しながら、1991年頃まで製造されていたようです。ソロイストボディのバレッタ2、バレッタ3などバリエーションを増やした後に、90年代は韓国製になったようです。

84年は米国の標準小売価格は$799(当時は$1=¥240程度でおよそ20万円)と、かなり高価なギターでした。翌85年には$899に値上げされています。日本ではESPの関連会社のMADカンパニーから25万円で発売されていました。

 

ちょっとややこしいのですが、ほぼ同じ形でモデル名が異なる廉価版が2種類あり、フォーカスK1000が$399(¥84000ESP製?それともコリアのK?)、ストライカーST100が$249(¥60000韓国製?)という値段設定で存在しました。モデル名の数字は1で始まるものは1ハムバッカーPUで、2で始まる2000や200が2ハムバッカーになります。

 

なおバレッタというモデル名は米国製のオリジナルのみであり、ジョージが気に入って使っていたのもオリジナルです。もし中古で購入する場合には注意が必要です。

 

ギブソン傘下となった後、2006年には85モデルが再生産されています。

 

www.vintagekramer.com

 

 

1986年には、日本製(ESP)JK1000(10万円)が登場します。こちらも1で始まる型番が1ハムです。本家に対して、やや細く長い段差付きのヘッドが特徴ですね。私を含めてほとんどの方は、こちらが一番印象が強いことでしょう。

 

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近年、The'84バレッタ(韓国製)と、85モデルのバレッタ・ヴィンテージ(韓国製)、バレッタスペシャル(インドネシア製)が生産され、2016年11月末の時点で、なぜか在庫一掃セールで非常に安く売られています。ギブソンとの契約が終了するのでしょうか?

 

The'84 Baretta
標準小売価格10万円前後が¥50000-¥60000

エディのファンならこれでしょうね。

テープでマスキングして、赤、黒を吹けば5150の出来上がり。

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Baretta vintage
標準小売価格10万円前後が¥60000-¥70000

ジョージのマニアwならこれ。シャーラーペグ(ノーブランドでした)、オリジナルFRT(コリア製のFRT Specialでした)、ダンカンJBなど、高品質なそこそこのパーツを使用しておりオリジナルのバレッタと比較して遜色ない、とネットでの評判は上々です。赤メタでブラックパーツだとジョージそのものなんですが、残念ながらブルー(クロームパーツ)とホワイト(ブラックパーツ)しかありません。

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Baretta special
標準小売価格4万円前後が¥16000-¥20000

これ、めちゃめちゃ安いですよ!

一応wマホガニーのボディに、ノーブランドのパーツですが、普通に使うなら十分でしょう。ネックの仕上がりや耐久性は分かりませんが、クレイマーのバレッタの形のギターがこの値段なら、文句は言うな!

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興味のある方は、通販サイトを調べてみてください。

 

search.shopping.yahoo.co.jp

 

私がバレッタについていろいろ調べてまとめたということは・・・謎、いや見え見えか(笑)