Masahall Full Stack

マーシャルアンプとリッチー・ブラックモアとジョージ・リンチとスティーブ・ヴァイが大好きなマサハルのブログです。時々こっそりと過去記事を改訂しています。(笑)

LAメタルの真実

LAメタルとは、モトリークルーのブレイクから始まった、1980年代に栄枯盛衰した音楽の一種です。その呼称は日本独自のカテゴライズであり、米国では(後付け)でヘアメタル、とかグラムメタルと呼ばれています。

こちらに分かりやすくかつ詳しく解説があります。
http://www.metalgate.jp/C_hairmetal.htm

ググれば、いろいろ面白いサイトがありますね。


ヘアメタルは、当時のアーティストがみな髪の毛をヘアスプレイで立たせ膨らませていたことに由来しますが、ポイズンなど、ファッション重視のバンドを嘲笑するような悪意を感じて好きではありません。

グラムメタルというのが、モトリー、ラット辺りを指すのには適切と思いますが、私の大好きだったドッケンなど、音楽的にメタリックなバンドを指すには、イマイチであり、やはりそれらを総称するにはLAメタルが最適だと思っています。


前置きが長くなりましたが、シンコーミュージックから、BURRNから書籍として発売されているシリーズ本についてのお話です。

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2010年よりBURRN本誌にて連載されている企画で、関係者が現在の時点で当時から現在に至るまでを語っており、それをまとめた単行本です。私はすでに音楽雑誌は購読していないので知りませんでしたが、ちょっと前から書店で見かけて気になっていました。

 

雑誌(特にギター誌)では、一人の立場のインタビューしか載らず、真実とは異なる個人の意見になってしまいがちですが、同じ話を、ベース、ドラムなど注目されないメンバーが語ると、真実が見えてくるんですね。

なぜ人気絶頂だったRATTが失速したか?

ドッケンは、(ジョージの話では)ドン一人が悪者になるが、事実はどうだったのか?

他にもメンバーが入り乱れたバンドの人脈変遷や交友など、気になるバンドやミュージシャンについて意外な方面からの話が、実に面白いです。

 

ただし、憧れのミュージシャンの本性(ウソつき、エゴイスト、金の亡者・・・w)も見えてくるので、幻滅したくない人にはおススメめしません。