Masahall Full Stack

マーシャルアンプとリッチー・ブラックモアとジョージ・リンチとスティーブ・ヴァイが大好きなマサハルのブログです。時々こっそりと過去記事を改訂しています。(笑)

Kramer Baretta Vintage

クレイマーを調べていたのはこういうワケでした。

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なんだか、FRTのギターが急増(笑)

 

(続き)

ネット通販で楽器店の中古品(たぶん店頭の展示品)を格安で購入しました。

韓国製でギブソン傘下ということで予想通りエピフォンなんですね。

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箱を開けると、KRAMERのソフトケースに入っていました。
青系のギターは初めてなんですが、キャンディアップルブルーはかなりきれいです。


調整済なので、即弾いてみましたが、まず、メイプルボディがずっしり重い。

アンプを通さずに弾くと、余計なボディ鳴りがなく、生音は小さいですがサスティーンがあります。鳴りの悪いデッドポジションはありません。

指板やフレットの仕上げは丁寧で、とても弾きやすいです。

が、なぜかFRTのテンションバーが裏返し。おいおい。(苦笑)

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そしてFRTナットの6弦側の高さが高く、1フレットで弦との隙間が2ミリ弱くらいあって、ローポジが押さえにくいですね。(フェルナンデスのサブマリンも同じでしたが、これがFRTのデフォルトなのだろうか?これは自分で直します。)

それ以外は大きな問題はなく、かなり出来の良いギターと言えます。

私感では、8万円クラスの出来というところでしょうか?


ネックは太目で三角おにぎりっぽい。シャーベル系の「かまぼこ」っぽいグリップと比べるとかなり感触が違います。

FRTにダンカンJBなのでおおよそ見当はつけていましたが、アンプを通すとピックアップの角度やメイプルボディのせいか、思ったよりソリッドでブライトなトーンです。

 

では細かく見てゆきます。

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ネックはメイプルですが、縦に3ピースの張り合わせです。ねじれ対策なら良いのですが。

 

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ヘッド部はさらに耳を継ぎ足して5ピースです。これは、ヘッド先端を強くぶつけたら継ぎ目で折れますので要注意ですね。
サテンフィニッシュで感触は良いですが、強度アップのため、ナット裏にオリジナルにはないボリュートがあります。

ペグはシャーラーではなくてノーブランドでした。
ヘッド裏には懐かしいレンチホルダーが付いていてありがたい。


ボディは塗装は思ったより薄そうです。材はメイプルということですが、縦に5ピースくらい継ぎ合わせていますね。ストラトよりバックコンターが深く広くて、体によりフィットします。

 

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ダンカンJBはピッチの広いトレムバッカーですね。中古のためコイルの保護テープがめくれていましたが、その下にはノイズ防止の銅箔が貼ってありました。ボリュームノブを引き上げると、コイルが(私が好きな)パラレル接続になます。

 

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スイッチ付きのPOTには、ハイパスのキャパシタが付いていて、ボリュームを下げるとブライトでシャキッとした音になります。
ジャックは筒状のタイプで、キャビティの導電塗料やバックパネルのアルミシールディングなど、ノイズ対策がしっかりしています。

 

トレモロはFRTスペシャルです。FRTオリジナルとの違いは、韓国製で、サドルの前後調整ねじ穴が2つしかないという点のみです。動作や音的には同等でしょう。ただし展示中に行方不明となったのか、付属のアームはブラックでした。(笑)

トレモロキャビティのカバーも欠品で、ボディにはピックスクラッチも若干ありましたが、送料込みで3万5千円なら、良い買い物でしょう。


現状でこんな感じですね。


Kramer Baretta Vintage

 

今までちょっといびつな形のボディが気に入らず、弾かず嫌いなギターでしたが、なんだか好きになりそうです。

調整をしつつ、しばらく弾いてみますか。