BURNY FST-60改、仮組
ピックガードが届いたので、早速組んでみました。
まだシャーベルが台頭する以前の70年代末期の香りがプンプン。オッサン趣味が炸裂してます。
まずはハムバッカーが入るようにボディをザグリます。
きれいに仕上げるために、工房持ち込みでルーター加工してもらおうかとも考えていましたが、待てないので(笑)余計な木部をドリルで大まかに撤去してから、ノミと金づちでカンカンと切り込んで整形します。
ボディはソフトメイプル。切ったり削ってみると木材の硬さが分かるんですが、思ったほど硬くはない。ネック材のハードメイプルより繊維がはるかに柔らかく、アルダーよりは硬い。セン材もしくはアッシュに近い感じですね。
ただし重量はかなりのものです。クレイマーよりも確実に重い。過去に手にしたどのレスポールモデルよりも重いんですよ。4.5キロ以上は確実で、もしかすると5キロ近いかもしれません。
前の持ち主が、銅箔でキャビティをシールドしていたので、それを生かしてやります。
ピックアップは、マウントリングを介して付けます。(リングの固定ねじは使いません)
リングのねじ穴とピックガードのねじ穴の2つでピックアップ取り付けねじが規制されピックガードに対して垂直を保ちやすくなるので、ピックアップが傾いたりぐらつかないので私は好きです。ちなみにMシェンカーも同じ取り付け方をしています。(マイケルの理由は知りません)
ピックアップは手持ちをいくつか試してみて、一番良い感じだったダンカンのパーリーゲイツを仮採用。JBも良いのですが、ミッドハイの荒々しさはSHPG-1ならではですね。巻き数の少ないヴィンテージタイプは、やはり妙に硬いガリガリな感じになってしまいます。
やはりボディとの相性なのでしょうね。
ダンカンのSH-6ディストーションが届くのが待ち遠しいなぁ。あれは普通に使うとすると歪みすぎで使いにくいらしいのですが、磁力を落とす改造(フェライト磁石をオールドのアルニコに変える)を施して重いボディに載せると、ジョージと同じになるはずです。
もう少しいろいろ試してから、ナットの高さなど細部を詰めてゆこうと思います。
お蔵入りのギターがやっと使えるようになりそうです。