Masahall Full Stack

マーシャルアンプとリッチー・ブラックモアとジョージ・リンチとスティーブ・ヴァイが大好きなマサハルのブログです。時々こっそりと過去記事を改訂しています。(笑)

私のKAMIKAZE物語(笑) その1

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ESP KAMIKAZE・・・1986年の衝撃的な登場以来、憧れてはいたものの当時25万円という値段は(私にとって)あまりにも高額だったため、あきらめというか、避けていたギターです。(笑)

少々長い話になりますので、分割していきます。

まだ学生だった1987年頃、カミカゼが欲しいもののローンを組んで購入する勇気はなかったので、まずは自作に走りました。グレコJJ-1?というミディアムスケールで2Hケーラーザクリのソロイストボディの素材を手に入れて、木部埋め戻し&S-HとFRT加工を施し、缶スプレーで水色のグラフィックを吹いて、カミカゼもどきを作りました。ネックはESPクラフトハウスのB級品で見つけたリバースではないバナナヘッド。(その後、ネックのトラブルで、仕様変更を繰り返し、「美穂」になりました)

その後、忘れていましたが、最近の個人的ブームでまた興味が沸いてきます。

クレイマー・バレッタ、FST改タイガーなど、メイプルボディ類似スペックのギターでカミカゼ(orタイガー)はどんなギターなのか想像していましたが、「一回本物のカミカゼを弾いてみるべき」というESPに詳しい友人の言葉を受けて、探し始めました。

ヤフオクの相場では、15~20万、中古楽器の買取は、8~11万。しかし、全然無いんですよ。
マニアは本物を手に入れたら手放さないのか、出てくる物件はアルダーボディとか、LTDとか、見た目だけのカミカゼばかり。今更35万出して新規にオーダーする気もないし。

そんな中、珍しいギターを見つけました。
クレイマーのジョージリンチモデルです。

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鋭い人は写真を見て気付きますよね。バレッタとは明らかに違う、カミカゼそのものの形状に。

これはカミカゼの商品化の前に、極少量(数本?)だけ販売された幻のプロトタイプなのです。クレイマーの代理店契約やJKシリーズの展開から発展したのだと思いますが、形はもちろん、木材やパーツなどすべてカミカゼスペック・・つまり中身はカミカゼそのものなんですよ。

車検費用が浮いたので、落とす気満々で挑んだのですが、自動延長なしに気づかず競り負けてしまいました。

・・・続く