Masahall Full Stack

マーシャルアンプとリッチー・ブラックモアとジョージ・リンチとスティーブ・ヴァイが大好きなマサハルのブログです。時々こっそりと過去記事を改訂しています。(笑)

KXM

1989年のドッケン解散以降、あえてドッケンから遠ざかるかのように、常に進化を求めて変わっていったジョージ先輩。

しかし、変化を認めないドッケン時代のファン(私を含めて)からは評価されず悩んでいたかもしれない。途中でT&Nなどオリジナルドッケンのリメイクや、他人の楽曲のカバーなど、迷走していた時代もあったが、ギタープレイは益々磨きがかかっていたにも関わらず、実際にはドッケン時代のファンを納得させるような(もしくは新たなファンを獲得するような)クオリティの高い楽曲を生み出すことができなかったということだったのだと思う。

バンド(メンバー)に、恵まれなかったといっても良いだろう。

個人的には、1997年の再結成ドッケンの2作目で見切りをつけてフォローを止めてしまった。


ジョージ先輩の新たな活動には興味がなくなってしまったので、2014年のKXMについても見逃していたのだが・・・最近、その凄さにはまっている。

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新作の「Scatter Brain」が発表されたが、まだ数曲のビデオ公開とダウンロード販売だけなので、まずは、youtubeでファーストアルバムをおさらいしよう。ミュージックビデオを先に見るのではなく、昔のLP時代のように、写真を見ながら音だけに集中して聞いてほしいな。


KXM - KXM (2014) Full Album

 

試し聴きで気に入ったら、CDを買って繰り返し聴いてね。

 

Kxm

Kxm

 

 

KXMには、80年代ドッケンのイメージは全くない。ドッケンを求める人には無理に勧めないが、どちらかというとキングスXそのまんまという感じである。緩急をつけて自由自在なフレーズを弾き出すジョージ先輩のギターにダグ・ピニックのヴォーカルが乗ると、まるでジミ・ヘンドリクスのようでさえある。だがそれを古臭く感じさせないのは、正確でテクニカルでありながらもダイナミックなレイ・ルジアーのドラムのおかげだろう。

あえてケチをつけるなら、ダグ・ピニックの個性的すぎる声とメロディーによって、どの歌も同じように聴こえてしまう点かもしれない。

(気が向いたら続く)