Masahall Full Stack

マーシャルアンプとリッチー・ブラックモアとジョージ・リンチとスティーブ・ヴァイが大好きなマサハルのブログです。時々こっそりと過去記事を改訂しています。(笑)

カミカゼのヘッド色塗り完了

昨日は黒まで吹いて、あと一週間ぐらいかかるかなと思いましたが、今日も天気が良いので塗料の乾きも早いことでしょう。一気に進めることにします。

 

まずは、朝一にカシスピンク(バーガンディ)を吹き、マスキングを剥がし終わったところ。

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 ソフト99のエアータッチは実に画期的な商品です。スプレー缶は色が少ないし、欲しい色があったとしても大量に余ってしまうので、タッチペンを使わざるを得ません。メタリック色はタッチペンの筆塗りだとどうしてもムラになってしまうのですが、エアータッチのスプレーでは、このように均一に吹き付けることができるのです。

 

もちろんこの前には、気が遠くなるようなマスキング作業があります。昨日はいちいち細く切ったテープで曲線を出しましたが、もうやってられません。(笑)

多少のクオリティ低下は妥協して、気力が萎えないよう、アートナイフでカットする方法に変えました。

 

それにしても最近老眼がひどいので、細かな作業がとても辛い。

ナイフの刃を買いに出かけたホムセンで、メガネの上からかけられる拡大鏡=老眼鏡を見つけてマジで欲しくなりましたが、1万円超の価格に断念しました。

仕方ないので眼鏡を外し、超至近距離で手元を確認しつつ、テープを貼りつけてラインをカットしてゆきます。その姿は、版画家の故・棟方志功さんみたいです。(笑)

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お昼にはブルー。

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下塗りのグレーが、アクアブルーに似ているので、もう完成したような気分です。

一色吹くごとに、エアースプレーのアタッチメントをシンナーで清掃するのが、また面倒くさいのですが、気分が乗ってきたのでどんどん作業を進めます。

 

最後の色を吹き終わりました。

 このマスキングを剥がせば、いよいよ色塗り完了です。

 

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ペリペリ。

 

 

 

ペロペロ。

 

 

 

 

 

 

 

 

完成!

 

 

 

 

 

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色の境にマスキングテープによる段差がありますが、これは最終仕上げで解消します。

 

クリアーを吹くと、ちょっと変わってくると思いますが、市販の塗料でやったにしては、色合いは完璧でしょう。ホムセンの売り場で色の選択に粘った甲斐がありました。

 

とてもやり遂げた気分です。

マスキング作業で、1年分くらいの集中力を使い果たしましたから。

 

 

作業終了後、しみじみと眺めていて気付いたのですが、このギターをオーダーした人、別に車の色で配色を考えたわけじゃないですよね。

 

バーガンディミストメタリック(以下M)って60年代フェンダーのカスタムカラーだよな・・・

ブルーはレイクプラシッドブルーMに似ている・・・

ライトブルーもありそうだ・・・

と調べてみたところ、やはりありました。ブルーアイスMが近似色なのです。

 

右上から、

Blue Ice Metallic

Lake Placid Bule Metallic

Burgundy Mist Metallic

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そういうことだったのかと、一人納得しました。

まぁカスタムカラー自体、60年代のアメ車の色に由来するので、自動車用のペイントをギターに転用するのは昔からあったんですよね。

30年も前から愛用しているソフト99や、武蔵ホルツの自動車補修商品が無くならないよう、祈るばかりです。

 

最初は趣味悪い!と思った色でしたが、由来に気づくと、良いではないか!!とあっさり考えが変わりました。

 

さて、これを一週間ほどかけて十分に乾かした後、軽くクリアーを吹いてから、色の段差をサンドペーパーで滑らかに削り、ESPのロゴを偽造(笑)して、最終仕上げのクリアーを吹いて、コンパウンドでピカピカに磨いてやれば完成です。

 

「(有機溶剤)臭い!」と家族には不評でしたが、充実した週末でした。