Masahall Full Stack

マーシャルアンプとリッチー・ブラックモアとジョージ・リンチとスティーブ・ヴァイが大好きなマサハルのブログです。時々こっそりと過去記事を改訂しています。(笑)

マニアにしか分からない改造

フェルナンデスのコピーモデルを入手した当時は、本物とは違うゴトーのペグにFRTロックナットでした。以前からより本物に近づくモディファイを考えていましたが、ようやくパーツが揃ったので実行しました。

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ペグはシャーラーのM6mini クロームの左用の6連なのですが数ヶ月探しても見つからない・・・仕方なく、3:3のものを2セット購入し、左側の3個づつを合わせて取り付けるという大技です。(笑)

アウトレット的な安いものを探したので、パッケージ(製造時期)や裏蓋の刻印が異なります。

右用が1セット余りましたが、何か他のギターに付けよう。

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FRTナットを外し、グラフテックのタスクナットを付けます。レスポール用の43㎜幅のものがぴったりで、底面をサンドペーパーで削って高さを合わせます。

最後にケーラーのヘッドクランプ(これも現在では入手困難なレアアイテム)を取り付けて完成。

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ペグのケースのシャフト部分が、当時のものより若干太いのでちょっと残念ですが、かなり雰囲気が出ました。

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本当は80年代初期、この形の左用が欲しかったのですが、中古でも出てこないので諦めました。

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そして見た目の次に大事wな音は・・・変わりました!

ナットって、解放弦しか影響ないと思うでしょう?

実はそれは大きな間違いなんです。フレットを押さえた場合でも意外や、音が変わりますね。ブリッジはFRTですが、シンクロナイズドの自然なトーンに近づきました。

FRTのトレブリーな金属的なトーンは、ナットの影響が大きいみたいです。

 

そしてこの方式の大きなメリットとして、指板やフレットに合わせてナット部の弦高や弦の間隔が最適に設定できることが挙げられます。FRTのナットは硬く加工不可なので既存の形状で妥協するしかありません。幅の広いネックでは弦間隔が狭いとか、フラットな指板ではアールが合わず3、4弦の高さが高くなるなどの不満を感じていましたが、これなら調整次第で、パーフェクトに設定できます。

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さて、あとはいよいよ裏側を黒く塗るだけです。ジャスト・ゴット・ラッキーのビデオを何度も見て、境目の位置をしっかり把握しましたよ。

 

ここまで完璧にコピーしたギターは、他にないと思います。本家シャーベルUSAのモデルもけっこう適当でしたからね。

マニア、恐るべし(笑)

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