Masahall Full Stack

マーシャルアンプとリッチー・ブラックモアとジョージ・リンチとスティーブ・ヴァイが大好きなマサハルのブログです。時々こっそりと過去記事を改訂しています。(笑)

マーシャルのパワー管の違い その2

いろいろと疲れているので、休日がうれしいです。会社に行かないと心が休まりますね。(笑)

さて今日は裏の家の新築工事がうるさかったので、久々にちょっと大きな音でマーシャル直結で鳴らしました。最近はGLセットでペダルやラックを通した豪華版サウンドばかりだったので、ストレートな音が新鮮です。

まずはクリーンなCH1サウンド。
マスターVOL10でVOL1を低目にしましたが、そこはマーシャル。クリーンと言ってもエッジの効いた噛みつくような弾ける音がします。コードアルペジオなど気持ち良いです。
歪が少ないと、6550とEL34の違いがはっきりしますね。ミッドレンジに集中するEL34よりも、ワイドレンジで音の輪郭がはっきりした6550の方が良い感じでした。

そのままVOLを上げてみましたが、さすがは100W。歪ませることは困難です。アッテネーターをかましてみましたが、バリンバリンな生音を聴いた後では、輪郭がぼやけてはっきりしない音に感じました。

ので、カスケードに変更してマスターVOLで音量を抑えて(それでもけっこう大きな音です)いろいろと歪具合を調整してみました。

6550は輪郭がはっきりするキャラクターが仇となり、歪ませるとちょっと耳に痛い感じでした。EL34はミッド集中がいい感じにトレブルとベースをすっきりさせます。

グライコや歪ペダルを通すとまた違ってくるのですが、直結ならEL34の歪み方が好みでした。

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この1976年の1959は、入手時にはすべて80年代のムラードが入っていて、ウォームでスイートながらも程よくエッジの効いた上等な音でした。しかしそのEL34が寿命となり現行のJJに交換したところ、耳に痛い成分を残して程良いエッジ感が薄れて抜けが悪くなっていたのです。
ところが今日、大き目の音で鳴らしたら、それがほとんど気になりませんでした。
しかしマスターを絞って、先ほどと同じ程度に歪むようにゲインを上げると、あの嫌な感じが出てきました。つまりJJ管は、ある程度しっかり動作する領域までヴォリュームを上げないと良い感じにならないということです。

カスケードでゲイン抑えめ、VOL2=6、VOL2=8、マスター=3の音です。多分ノーマルのCH1フルボリュームの歪感がこんな感じではないでしょうか。(実際の音はもっとインパクトあってゴキゲンなんですけど、録音した音はその迫力が再現できないですね)

やはり私はポストフェイズインバーター式のマスターVOLよりも、2203方式のカスケード&トーン後マスターVOLが好きです。

JJ管の感じも再確認したので、いよいよ新たなEL34を探すとしますか。

中古管はトラブルが嫌なので新品・・・となるとやっぱりグルーブチューブかな?

EL34LSはJJ、34Rは現スヴェトラーナ(エレクトロハーモニクス)なので、チャイナ管の34Mにしようと思いつつあります。

http://www.cfe.co.jp/groovetubes/el34series.html