76年のマーシャルを直しました
カスケードをノーマルに戻したので、両CHやリンクトップなど試しつつ弾いていたところ、突然CH2の音が出なくなりました。
このアンプはセカンドオーナー以降でずさんな素人改造が施されているので、そんなトラブルが多いんです。
中を開けて怪しげなところを(ショートや感電防止のため)木製の割りばしで突いてチェック。入力直後の68kオームの抵抗を突くと、音が出たり出なかったり。良く見ると足をカットして付け直した部分で半田が取れていたので、しっかり付け直しました。(半田の脱落はこれで3度目ですよ…)
ついでにあちこち点検すると、なんとバイアスのトリマーが最小になっていました。JJ管に変えた時、バイアス調整前になんらかの理由で作業を中断してシャーシを仕舞って、そのまま忘れてたようです。どうりでファズみたいに詰まった音になっていたわけだ。
測定機器を接続して、規定値で電流(実際には電圧)を仮設定した後、音を出しながら微調整。今までイマイチ気に入っていなかったJJのEL34ですが、思ったよりいい音になりました。
CH1でフルテン、アッテネーターで-12dB下げた音です。生音はけっこう大きくエッジが効いて迫力があるのですが、私の録音機材では、その感じが再現できないのが残念です。
さらに弾き続けて十分に真空管が温まった状態の音です。後半はCH2ですが、ゲインが少し下がりこもった音になります。あまり好きではないのですが、シングルのストラトにはアリかな。
これらはエレクトロボイスのEVM-12Lが4発入ったキャビネットで鳴らした音ですが、単音弾きではバイト感が良い感じですね。ウォームアップなしで雑に弾いただけの演奏は酷いものですが。(苦笑)
プレキシではなくハンドワイヤードでもないですが、やっぱり76年頃までのオールドマーシャルは良いです。マスタードCAP(CAPACITER=コンデンサ)がこのトーンの要点なのですが、リイッシューの1959SLPでもヴィンテージCAPに交換することによって近付ける事は可能です。
この個体はプレキシ期に近い改造がされていますが、この状態でかなり気に入ったので、カスケードにはせずノーマルで使ってみようと思います。
さてさてアンプ活動番外編。
ダイソーで購入した100円の容器に、真空管などアンプ関連のパーツを収納しました。
ムラードの80年代のオリジナルのEL34(左端の1本はゲッター減少で死亡)とECC83が自慢です。大事に保管していますが、このまま出番なしで終わるかも(笑)
ちなみにプリ管入れは、製氷用の容器です。
(6L6の太管が入るものが見つからなかったので、この手の容器は随時探索中)
そんなところでサウンドハウスからメールが来ました。グルーブチューブ入荷したかな?と思いきや、
「入荷予定は12月25日頃になります」
・・・わーい!クリスマスプレゼントだね!(悲)
ギャレットオーディオにも、その他部品を注文しておくかな。(パッシブsend-return、電源部CAP、JCM800改造用マスタードCAP、SLBヒューズなど)