Masahall Full Stack

マーシャルアンプとリッチー・ブラックモアとジョージ・リンチとスティーブ・ヴァイが大好きなマサハルのブログです。時々こっそりと過去記事を改訂しています。(笑)

ファズとワウワウ

(続き)私的にはSG、テレキャスターなどは見た目に好みではないギターでした。しかし「食わず嫌い」はダメだろうと安価な代用品を購入して試してみたところ、それなりに良いギターであることが分かり、嫌いなギターも弾いてみるものだと認識を新たにしました。それで好きではなかった335も長い事検討していたのですが、とうとう購入の運びとなりました。

本当は80年代のRSA-60が欲しかったんですけど一向に出てこないので、4~6万円クラスの安物(バーニーのRSA55辺り)を検討していましたが、近年のトーカイES-156というけっこう良いものをお手頃価格で見つけたんですよ。思いきって落札したのですが、サイズが大きくヤマト便になってしまうため、いつ届くか不明・・・

ところでなぜ335かというと、(知らない人は知らないでしょうが)リッチー大先生がDP初期に愛用していたからなんですよね。BBCinコンサートのリングザットネックのトーンは痺れます。(ホーンビースキューズのトレブルブースター使用説濃厚)


Deep Purple In Concert 1970 - Wring That Neck (Part 1)

 

そしてファズを使用したファーストアルバムの音も興味深い。トーカイが来たらその辺りを研究したいと思います。

ちなみにこれが一番古いDPのライブ映像だと思います。AC30直結ではないかと思われるまろやかな音。ブルーのサテン衣装でくねくね動く大先生、ノリノリで踊るスタジオの観客にとっても違和感(笑)


Deep Purple Mark I And The Address & Hush

 

こちらは一番古いプロモ映像でしょうか。終盤の4:22辺りからギターがアップになりますがダブルリングのクルーソン、黒のメタルトップハットノブ、ピックガード外し、謎のポールピース上げは押さえたいポイントですね。(ビグスビーは要らないけど)


Deep Purple's Help performed live in 1968

 

335といえばもう一人忘れらてはいけないのが、クリーム末期のクラプトンです。フェアウエルコンサートにおけるワウペダルを通したプレキシマーシャルの音もまた素晴らしい。


Cream - Whiteroom (Farewell Concert - Extended Edition) (3 of 11)

 


そんな経緯もあり、ファズとワウを引っ張り出してきて鳴らしてみました。

ギターは、2000年代の中国製バーニーRSG45にフェルナンデスのVH-5ブラウンシュガーというブライトなトーンのピックアップを載せたもの、アンプはマーシャルのMG-10という安い組み合わせです。

 

まずはファズ。これはトーンベンダーを模したレトロチャンネルというブランドのものです。
これはセッティングが難しく、ゲインや出力を上げすぎるとモコモコにこもってしまい、アンプ自体も良い感じにクリーンにしてやらないとなりません。
今回は歪ませ過ぎですね。大先生とはかなり違う感じです。


RETRO Channel THE FUZZ

 

こちらは以前のサンプルですが、アンプは確かAC30CC-Hのはずです。やはり歪ませすぎか・・・


RETRO channel THE FUZZ 3 with humbucker


次はワウです。VOXのV845という廉価版、かつ処分品を激安で購入したものです。私はトーン変化がマイルドな点が気に入っていますが、ネットでは「音痩せがひどい」だの「ワウがオフでもハイ落ちする」だの評判は良くないです。元々ワウってそういうものじゃないかと思うのですが、改めて確認してみましょう。

まずは、シールドケーブルを普通にワウにインプットした時と、直接アンプにつないだ音を比較してみました・・が、何かおかしい。つないだだけで異常に音が小さくなるんですよ??
しばらく使っていなかったので、接点の接触不良かもしれないと思ってジャックをクリーニングしましたが変わらず、オンオフのスイッチをカシャカシャと何度も押しているうちに直りました。Carling 112-Pと思われるMade in Mexicoのスイッチですが、本格的に使うならこれは交換かな。

テスト続行しましたが、注意して聞くとハイ落ちしているような気がする、という程度で大きな違いは感じられませんでした。
ワウをオンにすると、確かに痩せた感じはしますが、音はこんな感じでアンプのゲインを上げておけば問題ないです。


VOX V845 waw pedal


PMGのBUF E945というバッファー兼ルーパー?を持っていることを思い出したので、エフェクトループにワウをつないで切り替えを行いました。
バッファーアンプの効果もあるのか、ますます違いが感じられませんでした。

なお、アンプは74年のマーシャルスタックです。MG-10よりかなりゲインが低いので、バッファーを通しても確かに痩せた感じといえばそうなんですが、これぞ昔ながらのクラシックなワウサウンドではないでしょうか。

さらにこのペダルにはブースターも付いているので、オンにすればよりゲインアップもできるのです。そういう使い方もありですね。
そういえば、バッファーアンプの単体基盤を持っているんだった。それをワウの中に組み込んでも良いかもしれません。


VOX V845 and PMG BUF E945

 

しかし、ワウを使うなら、クラプトンのように足先が軽く動くように練習しないとダメですね。現状では足首がついてこれず攣りそうです。