Tokai ES156 PAF VINTAGE MK2 の音
このギターにはPAF VINTAGE MK2というピックアップが搭載されています。ネットの評価を見ると賛否両論ですが、百聞は一聴にしかず。稚拙な演奏ですがお聴きください。
Tokai ES156 PAF VINTGE Mk2 part1
Tokai ES156 PAF VINTGE Mk2 part2
74年のマーシャルUS仕様のCH1にストレートでプラグインです。
VOL4でピッキングに強弱によってクリーン〜クランチの表現ができます。リヤはバイト感があるブライトなトーン。ミックスはちょっと音が小さくなりますがキラキラしたクリーンな感じ。フロントはブライトさをキープしつつもウォームになります。コードをバーン!と弾くととてもいい感じのクランチが出せます。
Tokai ES156 PAF VINTGE Mk2 part3
ワウを通してVOL10で歪ませてみました。(アッテネータで音量を下げた)
歪ませるとハウリングが発生します。うーむ、実にクリームっぽい!
Tokai ES156 PAF VINTGE Mk2 part4
MG-10で歪ませるとかなりトレブリーになります。
Tokai ES156 PAF VINTGE Mk2 part5 with fuzz
アンプはクリーンにして、トーンを2.5まで絞ってファズを通すとこんな感じになります。
気分が乗ってきたので、そのまま真似っこです。・・が集中力は2分が限界か?(笑)
最後にネットで見かけた、私的に同意できる意見を載せておきます。
「変なクセがなくローパワーで音域レンジが非常に広いです。体感ではBurstBucker1/2よりも広く感じます。
切り裂くようなアタッキーな高音から空気を振動させるような低音までバシバシ出ます。
そこまで出なくていいよ、という辺りまで拾ってくれてる印象。
フラットな特性のせいか、BB1/2と比べるとギターの音としては雑味の域に入るような高域から低域まで出ている気がしました。音の分離感もかなり良いです。
頭打ち感というか、コンプ感をほとんど感じさせません。
ダイナミックレンジもかなり広いです。
また、ポジションによる使い分けがない事からも分かりますが、「フロントらしさ」や「リアらしさ」という味付けすらこのPVmk2にはありません。まさにナチュラル。
これを活かせるかはギター本体の出来次第でしょう。
もしこのピックアップを載せて満足出来るギターがあるならば、それは本体そのものがとても良いのだろうなぁと思います。そういうピックアップです。
歪みの粒は比較的細かく小さい印象。
荒々しさはあまりなく割とまとまった感じの印象です。
優等生な歪みですね。
このピックアップ、あえて欠点を挙げるとすれば、派手で刺激的な脚色されたサウンドではないので人によっては退屈だと感じる事があるかもしれない事くらいです。本当に素晴らしい。
ギターそのものの品質を浮き彫りにするPAF Vintage Mk2」