Masahall Full Stack

マーシャルアンプとリッチー・ブラックモアとジョージ・リンチとスティーブ・ヴァイが大好きなマサハルのブログです。時々こっそりと過去記事を改訂しています。(笑)

リッチー大先生的ギター調整~ピックアップのポールピース

ご存じの通り、リッチー大先生は市販のギターをそのままで使うことがありません。

最古のテレビ映像を見ると、ギブソンES-335TDCのハムバッキングピックアップ(以下PU)のポールピース(以下PP)が、カバー上面より飛び出すように通常よりかなり高く調整されていました。少し見づらいのですが、キャプチャーした画像です。フロントPUのPPの影がかなり長いことがお分かり戴けるだろうか?

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ちなみに当時リッチー大先生は、ES335を弾くときはフロントPUの少しブリッジ寄り辺りでピッキングしていたようです。

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私のトーカイSA156で検証してみました。

 

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PPをカバーツライチ(写真は別のPU)では普通のハムバッカーのトーンです。当たり前ですね。

 

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しかしPU全体を下げて、その分PPを上げてみる(弦とPPの間隔は同じにする)と、ローミッド領域が弱まりトレブリーなトーンに変化して、ハムバッカーから少しシングル寄りのトーンになります。
変化させる量はギターやPUによると思いますが、私のトーカイの場合カバー☝2ミリがベストで、それ以上高くすると音が痩せすぎてダメした)

わざわざ2つのセッティングを比較した者にしか分からない程度のわずかな違いですが、自分のギターで「イマイチ音がこもって抜けてこない」とか、「もうちょっとすっきりしたトーンが欲しい」などという時に効果があるかもしれません。