Masahall Full Stack

マーシャルアンプとリッチー・ブラックモアとジョージ・リンチとスティーブ・ヴァイが大好きなマサハルのブログです。時々こっそりと過去記事を改訂しています。(笑)

1975年のフェンダーストラトキャスター その3

さて弦を張ったら各部の調整です。

サドルを高く設定していたリッチー大先生に倣った、私的な70sストラトキャスターの調整方法を紹介します。

まず、最大にサドルを高くするために何がリミットになるかというと、それはリヤピックアップ高さなんです。よってねじを締めあげてリヤPU高さを最大にします。

サドルは、弦(押さえない開放状態)がリヤピックアップのポールピースから2ミリ~3ミリほど離れるように高さをセットします。
(実はここでリッチー大先生に対して新たな疑問が湧いてきたのですが、それは後日に)

次はネックの仕込み角度。12フレットで弦高が3ミリ前後になるようマイクロティルトのボルトを調整して、指板の端と1弦、6弦の余地が均一になるよう左右の角度を合わせてネックジョイントボルトを締めます。

これで基本セッティングはOKです。
ネックの反りをほぼストレートになるようロッドを調整し、フロントとミドルPUの高さを調整します。RBマニアならミドルはピックガードにツライチで決まりですね。

これらの調整は一発では決まらないので、好みの弦高になるよう何度か試行錯誤することになります。


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さて、完成しました。
フレットを削りすぎてフレットレスワンダーな状態だし、ナットが高いので、ちょっと弾き難いですが、入手時の100倍はまともだし、後日フレット交換でベストにするので良し。

今まで国産コピーのRSTで十分などと言ってましたが、やはり本物は良いです。何といってもピックアップの違いが大きいです。

張りたてのブレッツ弦も良いんです。009-042にしては手ごたえがあって、テンションはGHSの0095-044くらいの感触ですね。

いろいろ手間がかかりましたが、良い買い物ができました。


1975 Fender Stratocaster part2

 

(スキャロップしようかどうか悩む…)