Masahall Full Stack

マーシャルアンプとリッチー・ブラックモアとジョージ・リンチとスティーブ・ヴァイが大好きなマサハルのブログです。時々こっそりと過去記事を改訂しています。(笑)

HORNBY SKEWES TREBLE BOOSTER(構想編)

一時はリッチー大先生研究終了と宣言しましたが、実際には肝心の第二期ディープパープルにはちっとも触れてなかったというか、奥が深すぎて避けておりました。
フェンダーストラトキャスターを手に入れて本物の音が分かったので、いよいよ足を踏み入れます。

第二期といえば、Hornby Skewesのトレブルブースターが重要です。
先日ちょっとブログで触れましたが、グライコの代用品では面白くないので、どうにも欲しくなってきました。

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当時のオリジナル品は入手困難、BSMのコピー品は高すぎて買う気がしない。(といっても不当に高いと言うつもりは毛頭ありませんよ。マニア向けの少量生産品を流通させるとなれば、利益を出すためにはやはりあれくらいの値段になるのは仕方ありません)

近年英国のPegeon FXというブランドから、お手頃な価格で見た目もほぼ完ぺきなレプリカが出ていましたが、時すでにお寿司、完売となってしまいやはり手に入りません。

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部品点数が少ないシンプルな回路なので、もう自作だ!と短絡的に考えたのですが、重要なパーツであるシリコントランジスタ・・オリジナルに使用された2N4061が、ネット通販ではどこにも見当たりません。

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増えすぎたギターやパーツを処分するために整理していたのに、余ったパーツでギターを1本組んでしまったり、せっかくギターを1本売ったのに、機材の売上金で新たにギターを2本買ってしまうという本末転倒の私です。

「日本になければ世界中探せばいいじゃない」と、ついに英国でデッドストックのTEXAS INSTRUMENTS 2N4061を見つけました。しかし販売ロット数は最低100個!でもここで怯まないのがおバカさん。130€など大した金額ではないと即決してオーダーを入れてしまいました。多少の英語力とペイパルとクレジットカードがあれば、海外ネット通販も怖くありません。
試算したところ、トランジスタ100個と、ムラードマスタードCAP、ABのカーボンコンポ抵抗などオールドのデッドストックを選んで10台分のパーツ代合わせても、BSMのHS1台の標準小売価格と同じくらい。BSMを買ったつもりで10台分のパーツを買って、何台かでも売れたら儲けもんです。

ということで本末大転倒な「作って売ろう!RBトレブルブースター」作戦開始です。
中身のパーツの目途はついたのですが、問題はケース。普通のペダルのようなダイキャストだとやはり雰囲気出ないので、アルミ板の折り曲げ構成のケースでオリジナルそっくりと行きたいところですが、ドンピシャの物が無いんですよね。そもそもアルミ板金ケース自体が少ないのです。一番近いLEAD社のP-204も、ちょっと板厚が薄い感じ。

まずは自分用に余ったペダルの空き箱で組んでみて、上手く音が出るようであればじっくり探してみますか。

ちなみに1959SLPのオールド改造が滞っていますが、マスタードコンデンサだけでなく、カーボンコンポジット抵抗で組みたくなってしまいました。PCBで多数のパーツを交換するのは非常に面倒なので、基板ごとハンドワイヤードで作り直した方が良いかもしれない、と悩みに入ってしまったため中断してます。(笑)