Masahall Full Stack

マーシャルアンプとリッチー・ブラックモアとジョージ・リンチとスティーブ・ヴァイが大好きなマサハルのブログです。時々こっそりと過去記事を改訂しています。(笑)

天気は良いが、気分は悪い

しばらく前に書いた未公開記事だが、思い出したら我慢ならなくなったので、あえてブログに残す。

 

アメーバブログで知り合った、過去に楽器製作を生業としていたという輩にギターの塗装を依頼したのだが、表面はブツブツで、塗装が乾ききっていない状態で納品された。そのままじゃ弾けないし、自分でやり直そうにも、表面がベタベタで研磨ができないので、放置していた。
さすがに1年経って乾いたろうと、磨き直しを始めたが、作業を進めるほどに、あまりのひどい仕事振りに怒りが湧いてきた。

通常、吹付塗装する場合には、一度に厚塗りせず、少し吹いては乾かして、何度も塗膜を重ねるのだが、そうすると最後に塗料の粒子がブツブツと残ってしまう。それをサンドペーパーで研磨して表面を滑らかにするのだが、その作業をきちんと行っていない。

トップとバックは一応磨いてあるが、全体にブツブツだ。
塗装が重なる外周やカッタウェイ部分はザラザラで、塗料の巣や垂れも見える。つまり、吹付塗装はしたが、表面を滑らかに研磨せず、適当にポリッシュしただけという、手抜き作業である。
作業中に打痕を付けたり、失敗した部分をタッチアップ塗装しているが、それもかなりずさんな処理だ。

 

さらに「ヴィンテージは面取りが違うんです」などと偉そうにうんちくを垂れていたが、奴が手を入れたボディは、なんとも雑でお粗末なものだった。


ブツブツの柚肌を滑らかにするため、空研ぎペーパーでサンディングを開始。
目詰まりしにくい優秀なサンドペーパーなのだが、なぜか塗料カスが表面に固まってしまう。塗料が柔らかい証拠だ。
作業の最後の方で嫌な塗料の臭いがしてきた。中はまだ乾いていなかったようだ。
本物のニトロセルロースラッカーということだったが、1年経ってもも乾かずに、缶スプレーのアクリルラッカーより塗膜が柔らかいニトロなんてあるものか。

今にしてみれば、そもそもお金が無いあの輩が、手入れに手間やお金がかかるラッカー塗料を使ったり、エアーコンプレッサーなど本格的な塗装設備を所持していたとは思えない。もし本当のラッカー塗装なら、さらに高額な費用を要求したことだろう。

目立たない部分の塗装を剥がしてみたが、塗装の粒子、カビに似た臭い、いつまでも乾かない柔らかさなど、恐らくクレオス辺りの模型用塗料と思われる。それをプラモの塗装に使うおもちゃのような塗装用具で吹いたに違いない。ホビー用は塗料のカップが小さく、コンプレッサーもパワーが無くエアー圧が足りないため、広範囲をきれいに吹き付けることができない。まさにこんな仕上がりになる。

それを、ニトロセルロースですよ、って偽って、安くない料金を取るなんて・・・

怒りを通り越して情けない。せっかく巻き直したシェクターも泣いている。

 

すっぱり縁を切ったので、このブログなど読んでいないだろうし、もし読んだとしても聞く耳を持たぬ輩なので「糠に釘」だろうが、愚痴を垂れずにはいられんよ。

 

模型用塗料がニトロセルロースラッカーだって? アホですか??

「とても良い感じに仕上がりました」なんて調子の良いことを言っていたが、本気でそう思ったなら、あなたには技術もセンスもないので、塗装作業は止めた方が良い。ピックアップだけ巻いていなさい。

 

嘘をつき、わざとこんな手抜き作業をしたのなら、・・お客や友人の信頼を裏切るあなたには、商売をする資格はないし、人間として失格だ。

 

 

こいつはもうしばらく日光を当てて乾かしてから、磨き直そう。いっそのこと遊んでいる別のボディで組み直すかな?

ヤレヤレだ・・・

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古いマーシャルのねじ

久しぶりに(笑)マーシャルの話です。

マーシャルは80年代初めに、JMPからJCMにシリーズ展開して、デザインなどが大きく変わりました。その中でまったく互換性のない変更の一つが、キャビネットのスピーカーを留めているねじです。
複数のキャビネットを所有して、初めて気づきました。

ジャンク品を安く買うのが趣味の私ですが、ある時、70年代半ばのラージチェックグリルのオールドBキャビを安く買いました。安い理由はスピーカーが欠品で、箱だけだったから(笑)
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安い出物を狙ってバラで1つづつ買ったG12T-75がやっと4発揃ったので取り付けようとしたのですが、ねじが無いのでJCM800期のキャビに使われていたプラス頭のM5サイズのねじを使おうとしたところ、入らなかったのです。

つまりねじの径が5ミリより小さいんですね。同年代の74年のAキャビと76年頃のBキャビのねじをみると、こんな状態です。頭が円筒形のマイナスねじなんですね。70年代前半のキャビは、随所にマイナスネジが使われているのです。

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取り外してノギスで計測すると、外径が4.5~4.6ミリ程度でしたので、#10のユニファイねじか、3/8インチのインチねじかと考えました。
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諸元を調べてみると、インチだと4.8ミリほどになるのでそれよりちょっと細い。実際に(なぜか)持っていたインチねじと比べてみましたが、それはやはり径が大きく、ねじ込めませんでした。

それでは旧規格のM4.5のミリねじか、と考えつつ、いろいろ調べを進めてゆくうちに、イギリスの独自の規格を見つけたのです。

どうやら、BA(British Association:英国協会)という規格があるらしい。

それを扱っているねじの会社を探し出して、現品を送って調べてもらった結果・・・#2BA x 1"(英国規格2番、長さ1インチ)というねじであることが判明しました。

これはレアなねじですよ。手に入るとはいえ、ホムセンなどで一般的には売っていませんし、1本が200円ほどと単価も安くはありません。

キャビネットに埋め込まれた爪付きのナットごと交換してしまうという手もありますが、クロスを張ったままでは作業が非常にやりにくいし、何といってもオリジナルは尊重したいものです。

16本購入しましたが、普通のM5ねじならホムセンで数百円のところ、BAねじはたったこれだけで送料手数料合わせて4千円ですよ?!

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でもこれで、やっとこいつが片付けられます。

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バスケットウィーブ、ラージチェック、ブラックと3つのクロスの古スタックが完成しますよ。(2203は売っちゃったからJCM800になりますが) 

早く並べたいな。

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Flying in a blue dream

ジョー・サトリアーニの名曲ですね。

これを聴きながら夕暮れ~夜のドライブなんて気分が良いのです。

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VOX VBM-1の歪みっぷり+エレクトロボイスEVM-12Lの音がサトリアーニっぽかったので、録音してみました。雰囲気だけは自信作。

 

 そこから先は、弾けない(笑)

こっちは私のギターのみ。

 

これはおまけ。「回る、そして回る」途中でよれよれですわ(笑)

 

ライブなんてやらないけど、在宅ギターで楽しんでますよ!

ではまた!

着々と塗装を進めています

ホムセンで自動車補修用のソフト99タッチアップペイントを買ってきました。

これを、エアータッチというアタッチメントに取り付けるとスプレーになるんです。f:id:masahall:20170516203730j:image

通常の缶スプレーでは大量に余ってしまうので、今回のように小面積の塗装にぴったり。

試行錯誤の末、ピッタリの色が見つかりました。

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最初は中央のブルーがちょっと明る過ぎました。

 

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トヨタの8K4ブライトブルーメタリックでばっちり。

 

下地のサーフェイサーが乾くのが待ち遠しいですね。