Masahall Full Stack

マーシャルアンプとリッチー・ブラックモアとジョージ・リンチとスティーブ・ヴァイが大好きなマサハルのブログです。時々こっそりと過去記事を改訂しています。(笑)

Ritchie Blackmore

Marshall 1962 (Blues Breaker) ※初回投稿2018.9.8 13:59

台風が去って一気に涼しくなり小雨模様の本日ですが、お次はマーシャルの1962のお話です。 Deep PurpleのIn Rock期を研究していて、RB研究の第一人者であるMaster氏の「50W使用の可能性が濃厚」との意見を拝見してから、入手すべく色々と調査を進めて参りま…

HORNBY SKEWES TREBLE BOOSTER(コピー試作機)+70s Stratocaster+Marshall

さて最後に、自作ブースターとマーシャルの鳴らし比べです。 9/4に台風が接近して大阪地方では被害が拡大する中、会社が午後から臨時休業となって帰宅した私は、家の周りの飛びそうなものを片付けると、雨風の音に紛れてマーシャルを鳴らす準備を始めました…

HORNBY SKEWES TREBLE BOOSTER(コピー試作機完成)※音源追加

※最後に音源追加しました。 少々時間がかかりましたが、やっとトレブルブースター(以下TB)が完成しました。 まずは聴いてください。 77年のフェンダーピックアップを乗せたフェルナンデスFSTを、6550パワー管の74年のマーシャルスタックで鳴らしました。(…

リッチー大先生と最初のストラトキャスター その3※追記

※ドレインリースタジオの「リング・ザット・ネック」フィルムについては1969年初頭という記述(DPASのDVDレヴューにて)があります。それが事実なら1月のBBCセッションの録音時と考えられますが、5月からの2度目のUSカナダツアーのプロモーション用となるの…

リッチー大先生のサウンド変遷、MK-1末期→MK-2初期

今までMK-1のサウンドを確認してきましたが、ギブソンES335→フェンダーストラトキャスター、VOX AC30→マーシャルの変遷が、MK-2の初期すなわちインロックのサウンドにつながってゆくのです。 まず、MK-1とIn Rockをつなぐ音源をいくつか確認しましょう。 Dee…

BURNのギターソロの謎

しばらく前にツイッターで披露したネタですが、タイムラインの彼方に行ってしまったのでこちらにまとめておきます。 第3期の名曲BURNのスタジオ版のギターソロにおけるテープ速度操作の疑いについて検証をします。つまりマスターテープの速度を下げて(それ…

続・リッチー大先生使用ギター当てクイズ : Deep Purple(III)

先日大失敗したのですが懲りずに挑戦です。 ここまでのおさらい。 1968年5月:「Shades Of Deep Purple」レコーディング 8月:「The Book Of Tariesyn」レコーディング 10月:ロサンゼルスフォーラム公演(黒ローズのテレキャスターも使用)EEクラプトン放出…

リッチー大先生と最初のストラトキャスター その2

※このギターの入手時期が判明したので、別記事にて訂正します。 1968年10月18日、クリームの解散公演の前座をしていたパープルのメンバーは、ロサンゼルスの2日目の公演を見に来たジミ・ヘンドリクスから、自宅でのパーティに招待されています。リッチー大先…

リッチー大先生と最初のストラトキャスター

※このギターの入手時期が判明したので、別記事にて訂正します。 先日、勇み足でつい糞耳であることを披露して恥をかいてしまいました。(苦笑)全曲335と思って聴けば、不思議と335に聴こえてきます。なんでストラトに聴こえたのだろう? あのアーミングプレイ…

HORNBY SKEWES TREBLE BOOSTER(構想編)

一時はリッチー大先生研究終了と宣言しましたが、実際には肝心の第二期ディープパープルにはちっとも触れてなかったというか、奥が深すぎて避けておりました。フェンダーストラトキャスターを手に入れて本物の音が分かったので、いよいよ足を踏み入れます。 …

リッチー大先生使用ギター当てクイズ : The Book of Taliesyn(訂正あり)

※研究家の方が時系列を追って資料を調べたところ、アルバムが録音された時点ではまだストラトは持っていなかったと考えられるとのことです。ちなみにあの裏ジャケ写真は、遅れて発売された1969年7月の英国盤から使用されており、レコード発売後しばらくして…

'74 Marshall Super Lead US Version (6550TUBES)

昨日から気になって眠れなかったので(嘘)、今日は午後の半日を74年のマーシャルスタックの調整に費やしていました。 それは、リッチー大先生のメジャー(KT88管、カスケード&マスターVOL改造)に近いはずなんです。少なくともEL34を使用した普通の1959より…

リッチー大先生の1972年ストラトキャスターのブリッジに挟んであったプレートの謎~実奏編

太いアーム、ブリッジスペーサーを装備して、気分はすっかり1973年5月27日、ニューヨーク、ホフストラ大学です。 Deep Purple Live In New York - 1973 - Part 1 土曜の夕方、やっとマーシャルスタックでサウンドチェックを行いました。 まずはパワー管が655…

リッチー大先生の1972年ストラトキャスターのブリッジに挟んであったプレートの謎~製作編

http://masahall-super-lead.hateblo.jp/entry/2018/05/16/224258 ↑ こちらで考察したプレートについて早速製作してみました。 オリジナルのバックプレートを切ってしまうのはもったいないので、フェルナンデスRSTのパーツを使用します。オリジナルより若干…

リッチー大先生の1972年ストラトキャスターのブリッジに挟んであったプレートの謎

1972-73年頃に使用していた、72年式のブラックとサンバーストのストラトキャスター・・・ブレット式トラスロッドナット、マイクロチルト機構付き3ボルトジョイント・・・のブリッジプレートとサドルの間には、トレモロのスプリングキャビティカバーの白いバ…

リッチー大先生的ギター調整~弦高(ブリッジ高さ)

昔々シンコーから出版されていた初めてのブラックモア本である「Ritchie Blackmore 狂気の雷舞」で読んだ1973年頃のインタビューのコメントで、ずっと誤解していたことがありました。「弦のアクション(弦高)は高くしている。ジャズギタリストみたいに音に…

リッチー大先生的ギター調整~ピックアップのポールピース

ご存じの通り、リッチー大先生は市販のギターをそのままで使うことがありません。 最古のテレビ映像を見ると、ギブソンES-335TDCのハムバッキングピックアップ(以下PU)のポールピース(以下PP)が、カバー上面より飛び出すように通常よりかなり高く調整さ…

Made in Europe/Deep Purple 最初に買ったロックアルバム

私の音楽の聴き方は偏っている。 ポップスやクラシックも好きでたまに聴くが、ロックの場合やはりギターをメインに聴いてしまう。 原因はリッチー・ブラックモア大先生。1976年の秋、中学1年生の私は、文化祭で先輩がコピー演奏していた「Burn」を聴いたこと…

BIL LAWRENCE Q FILTER

ゴールデンウイークですね。私は、特に行く当てもなく家でグダグダとギターをいじっています。 バーニーのLGとRSGのピックアップをクロームカバー付きの物に交換してみました。これでギブソン的なギターは全部カバードになりました。私はこっちの方が好きで…

Tokai ES156 PAF VINTAGE MK2 の音

このギターにはPAF VINTAGE MK2というピックアップが搭載されています。ネットの評価を見ると賛否両論ですが、百聞は一聴にしかず。稚拙な演奏ですがお聴きください。 Tokai ES156 PAF VINTGE Mk2 part1 Tokai ES156 PAF VINTGE Mk2 part2 74年のマーシャルU…

祝!50周年 Deep Purple MK-1

1968年といえば私が4歳の頃。リッチー大先生が在籍したディープパープルがデビューした年です。2018年の今年は50周年のアニバーサリーイヤーになるんですね。 バンド結成が1968年3月、デビューコンサートが4月20日、レコード発売が9月なので、日付はともかく…

ファズとワウワウ

(続き)私的にはSG、テレキャスターなどは見た目に好みではないギターでした。しかし「食わず嫌い」はダメだろうと安価な代用品を購入して試してみたところ、それなりに良いギターであることが分かり、嫌いなギターも弾いてみるものだと認識を新たにしまし…

リッチー・ブラックモアのステージ衣装

下積み時代はバンドリーダーやスポンサーなどの意向で、野人、 古代ローマの戦士、 三銃士、 カウボーイ など奇抜な衣装を着せられていたリッチー大先生ですが、ディープパープル結成以降は、自分の好みの衣装を選べるようになりました。 そのこだわりは一貫…

Rainbow live tour in Japan 1976-1984

昨日は久々にけっこうな雪が降りました。私はFFの軽自動車に乗っていますが、トレッド幅が狭いため普通車の轍の幅に合わず、非常に走りにくいですね。前輪が轍に乗り上げる度に空転し、ハンドルを取られて蛇行するのです。さらに狭い道だと轍が3本なので、す…

FENDER STRATOCASTR MOD RB74NM-CJ

年末まで半月、さらに業務のヤマが残っている状況で行うものどうかと思いますが、昨晩は温泉一泊の忘年会。今日は朝帰りしてギターを組み直しました。 元々この仕様だったものを、一時期アルダーの黒いボディに変更していたのですが、突然、「カリフォルニア…

Ritchie Blackmore 情報追加

ネットで情報収集したので、「最初で最後」は撤回して、リッチー大先生のネタを追加します。 http://www.woodytone.com/2009/04/20/ritchie-blackmores-tone-and-more-part-1/ 英文の過去インタビュー集です。私なりの拙い解釈ですが、気になった点をまとめ…

Ritchie Blackmore sound

先の記事の補完として、私がたどり着いた機材についてまとめておきます。 まずはギターについて。ベースとなったのは、フェルナンデスのリバイバル期のストラトモデルで、マイクロティルト機構が簡略化された廉価版のLIMITED EDITION。以下の改造を施してい…

Ritchie Blackmore

ここでリッチー大先生について書くのは最初で最後でしょう。私が初めてBURNを聴いた1975年から40年余年、インターネットの普及により本格的に研究を始めた2002年から既に15年が経過しました。 様々な資料を集めて試行錯誤を繰り返し、現状で手に入る機材で納…