FENDER STRATOCASTR MOD RB74NM-CJ
年末まで半月、さらに業務のヤマが残っている状況で行うものどうかと思いますが、昨晩は温泉一泊の忘年会。今日は朝帰りしてギターを組み直しました。
元々この仕様だったものを、一時期アルダーの黒いボディに変更していたのですが、突然、「カリフォルニアジャムだろう!」と思い立って組み直したものです。
こちらで詳しく解説してますので興味あったら見てください。
完成当初は永久保存とか言ってますが、手放すことにしましたので、最終確認です。
ネックは1974年のフェンダーオリジナルのメイプルワンピース。劣化した塗装を全部剥がして指板をややフラットに削り、ジャンボフレットに変更、スキャロップ加工を施して、特製の複製デカールを貼り、クリアーラッカーでリフィニッシュしています。
このネックは固くて、薄く細身で握り易いです。
ボディは80年代フェンダージャパン。オリジナルフェンダーとはネックのねじ穴の位置が異なりブリッジ側に寄っていますので、そのままではネックが付きません。それは4ボルトジョイントの他の機種でも同じことなんです。4ボルトならネック穴を明け直せば良いのですが、マイクロティルトを生かすにはボディの穴を埋めて明け直すか、ネック側に長穴に拡大しないとダメです。
ボディをアルダーからちょっと重いセンに戻したので、ブライトで歯切れ良い感じが強調されました。見た目的にも映えますが、音的にもこちらの方が私の好みであります。
残念な点としては、
・ストリングガイドを埋めてタッチアップした部分の色が、光の加減で目立ってしまうことがある
・精密複製ロゴの金色が鮮やか過ぎる
・無理やり反対側に曲げたアームの中途半端な形状
・ボディのリヤハムのザクリ
・オリジナルのダイキャストブリッジはスチールプレートのオールドタイプより動きがちょっと重い
くらいですかね。
ノーマルCHのフルアップをアッテネーターで絞ったトーンも悪くはないのですが、小音量の場合はややこもった感じなので、カスケードモードでマスターVOLを絞ってみました。クリアーでブライトさを保てるので、普通のマスターVOLが好きです。
アルミのシールドプレートで対策してはいますが、ノイズやハウリングが目立ちますね。(これはロックトロンのHUSHを通すとかなり抑えられます。)
さて、サウンドチェックです。演奏はいつもの通りクソカスですが、先に記した通り、74年の6550管のマーシャルにカスケードでストレートにインプット、G12M-25のクリーム&ブラックバックのフルスタックの8オームで鳴らしました。
ファットなトーンの60年代タイプのPUと明らかに違いますね。
実は70年代のストラトを鳴らした経験無いんですが、これは悪くないと思います。(ピックアップの製作者は最悪な人間ですけど)
完成当初から2年近くのエイジングでピックアップが若干おとなしくなったものの、ジャキジャキとブライトでトレブリーな感じは健在です。低音が豊かで嫌なトレブルが抑えられているオールドマーシャルとの相性は良いですが、新しいアンプや小さなトランジスタで鳴らすと、低音がスカスカで耳に痛い貧弱な音になるかもしれません。アンプと弾き手を選ぶピックアップですね。
さて、フレットやトレモロなど気になる点を調整したらお別れです。新しいオーナーが気に入らなくて、出戻りになっても良いよ。(笑)
そうそう、心残りが一つありました。
ブラウンのクロコダイル模様のストラップを手に入れて、背中で「ねじって」装着して弾きたかったなぁ・・・
Deep Purple - Smoke On The Water (California Jam 1974)
おまけ 本人以外どうでも良い情報・・・
RB74:Ritchie Blackmore 1974年モデル
NM:Natural Body Maple Neck
CJ:California Jam