リッチー大先生の1972年ストラトキャスターのブリッジに挟んであったプレートの謎~製作編
http://masahall-super-lead.hateblo.jp/entry/2018/05/16/224258
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こちらで考察したプレートについて早速製作してみました。
オリジナルのバックプレートを切ってしまうのはもったいないので、フェルナンデスRSTのパーツを使用します。
オリジナルより若干硬い素材ですが、穴位置は全く同じなんですね。ちなみにオリジナルは平板を切り出して製造していますが、フェルナンデスは型に樹脂を射出して成型しています。
さて、RBギターズ〔改訂版〕の表紙、P015、P035、P037の写真をよく見て形状を考えます。
こういう向きで切り出すとドンピシャ!ですね。ちなみにこの場合、プレートの裏面が上を向くようになります。
Pカッターでサクサクと筋を入れて折断したら、あとはブリッジに挟むだけです。
しかし、6本のブリッジの固定ねじの頭が干渉するので、取り付けは意外と難しいです。サドルを上げた状態(固定ねじを深くしてサドル下面からねじが長く出た状態)だと、ねじ足の先端とブリッジの間に十分な隙間ができず、プレートが入らないことが分かりました。プレートを入れるにはねじを上げなくてはなりません。(固定ねじの飛び出しが短い状態)
故に、この謎プレートについて「サドルを上げるためのスペーサー」という説は却下されました。いよいよ私の仮説「トーン調整プレート」説の可能性が高まります。
改めてリヤピックアップの高さが最大になっていることを確認して、取り付けた状態がこれです!
どうです?穴の位置がドンズバでしょう!(鼻高々)
生音でシャラシャラ弾いてみると、ちょっと死んだ弦のような感じになったような、大して変わらないような…(笑)
小マーシャルMG-10で鳴らしてみましたが、出音の違いは全然分かりませんでした。
週末マーシャルスタックにてそこそこ大きな音で確かめたいと思います。