Masahall Full Stack

マーシャルアンプとリッチー・ブラックモアとジョージ・リンチとスティーブ・ヴァイが大好きなマサハルのブログです。時々こっそりと過去記事を改訂しています。(笑)

1976年のマーシャルをいじっています

寒くなるとアンプモードに移行します。

先週から本を読み、ネットで回路や内部写真を検索して68年頃のプレキシ末期や70年代初期のJMPについて情報を集めていました。
中を開けてじっくり調べてみると、どうやら私の76年のマーシャルは、抵抗やコンデンサの一部を変更して、プレキシに近づける改造していることが分かりました。これはマーシャルファクトリーかアンプテックなどプロの技かもしれません。
6550管を搭載した74年と比べて、マイルドなトーンだと感じていたのはそのためだったようです。
Jヘンドリクス、Eヴァンヘイレン、Gリンチが愛用したと言われる68年のマーシャルに近いものを経験していたのかもしれません。(こうなったらカスケード改造をノーマルに戻して普通のスーパーリードを試してみよう)

カスケード配線はランディ・ローズのマーシャルと違いますね。CH1のローインプットにつながっていた配線を外して(CH1ローはダミーとなる)、CH2のVOL2の出力につなげてありました。CH1へのカスケード接続が470kオームよりかなり小さい68kオームの抵抗となるので、2203や1959RRより若干入力感度が高くなり、CH2ハイにインプットしてVOL(ゲイン)を上げると歪みすぎやハウリングの発生の原因となっていたようです。処理が若干ずさんなので、バレ氏の後のオーナーによる素人作業と思われます。

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その配線を元に戻してノーマルなCH2を試しましたが・・・。

これはダメです。もこもこブーブーにこもった感じで気に入りません。私はベースゼロでも良いくらい低音は嫌いなんですよ。(笑)
なので、1959RRと同じ配線でカスケードに戻そうと思います。

とりあえずこの状態でエレクトロボイスのEVM-12Lが4発入ったキャビネットにつないでCH1のテストをしてみました。
前半はベースがゼロ、それ以外10で、THDのアッテネータで音量を絞った音、後半はアッテネータをオフ、マスターVOLを3くらいにした音です。


さすがはエレボ。いい感じにエッジが効いてますね。歪具合もこれで十分な気もします。個人的には、ファズっぽく軋んだ歪感をもう少し自然にしたい。さらにマスターVOLのブライトな感じのままで、もうちょっと歪んでくれると良いかナー。新たなカスケード接続でどう変わるか楽しみです。

JJのEL34も悪くないですね。でも気になっていたグルーヴチューブのEL34クワッドを注文したんですよ。サウンドハウスだとかなり安いです。ヤフオクで怪しげな中古やマッチしていないセットを買うよりずっと良いと思います。80年代に著名なギタリストたちが絶賛した真空管なので、実に楽しみであります。

www.soundhouse.co.jp

グルーヴチューブはこちらをご覧ください。

www.pci-jpn.com

www.cfe.co.jp

今後の予定・・グルーヴチューブに入れ替えて、1959RR配線に変更。ちょっとへたってきた電源のフィルターキャップも替えよう。トーンが気に入らなかったら、もうちょっとブライトな方向になるようカプリングコンデンサや、カソードのCR値を変更する。