Masahall Full Stack

マーシャルアンプとリッチー・ブラックモアとジョージ・リンチとスティーブ・ヴァイが大好きなマサハルのブログです。時々こっそりと過去記事を改訂しています。(笑)

NECK PROFILE(ネック輪郭)

つまりネックの形状ということです。

手元にあるストラトタイプのギターを測定してみました。

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 ※表ではFATとしましたが、自分のギターの中で太いというだけで、一般には普通の範囲と思います。

 

ネックの太さを決定する要素は、指板の幅(WIDTH)と厚み(THICKNESS)、膨らみ形状(PROFILE)の3つがあります。それによってラウンド部分の周の長さが決まり、握った手で太さを感じます。

一般的にはネックの「太さ」とは厚みを指すように思います。幅のあるネックは「広い」という表現が適切でしょうか?

指板幅が狭くても厚みがあれば、太い(FAT)と感じますし、逆に幅が広くても厚みが薄ければ(THIN)意外と太いと感じなかったり・・

プロファイルでCとUは似ていますが、私は以下と認識しています。

C・・指板サイドが内側に向けてラウンドしている(指板幅が最大幅より狭い)
U・・指板サイドが垂直
D・・ネック裏中央がフラット(かまぼこ形)
THIN-U・・指板サイド若干外側に向く

※下図のUをC、それ厚くしたものをUとする見方もありますので、注意してください。

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指板の幅が同じでも、プロファイルの違いで厚さが異なり太さが異なります。厳密には、ラウンド形状は正円とは限らないので、その中間やVプロファイルなど、削り方次第で無限に存在することになります。

私の経験では、ネックを握りこむスタイルでは、Cがベストでした。Cだとネック幅が少し広くても、指板の縁が引っかからないので自然に握り込めて、あまり広さを感じません。
Uだと指板のエッジが引っかかり、Dだと膨らんだ部分が若干当たる感じ、THIN-Uは隙間ができる感じで、少々違和感があります。

短音弾きで親指をネック裏に立てるクラシックスタイルでは、DやTHIN-Uなど、薄い方が弾きやすい。・・といってもそのスタイルなら厚いネックでもあまり問題ないですけど。

Uは中庸というかどちらのスタイルでも問題なく無難ですよね。

 

それを踏まえて、持っているギターで一番好きなプロファイルは、No.2のLV-115(フライングⅤモデル)と、No.3のFST-60でした。ただし指板幅が若干狭く、ローポジションのコードを押さえにくいし、ヴィブラートをする際に弦落ちしやすいので、もうちょっと幅が広い方が良いかな。

フェンダーの74年のストラトはナット幅が狭く、指板トップを削って薄くしてあるのですが、それを補正して考えると、フェルナンデスのRSTは見事にそれに近い値のUになっていますね。ノーブランドの「美穂」もそうですが、やはりフェンダーこそが標準だと思い知らされました。

それに対して、クレイマーはワイドで薄く、シャーベルはワイドかつやや膨らんだD。それぞれ個性があります。

Vシェイプやら左右で非対称やら、まだまだ深い世界がありますが、とりあえず自分の好みが明らかになりました。

ワイドなCシェイプ(1-3/4inch=44.5mm)で、厚さは1Fから12Fまでわずかなテーパー(22-24mm)。指板Rは、10-16INCHのコンパウンドラジアス。

それでオーダーをしようと思います。もし太いと思ったら、自分で削ればよいし。(笑)