私のKAMIKAZE物語 その3
帰宅して、詳細チェックです。
まずESPのブリッジ(FRTライセンス製造のシンクレア)は、黒塗装の劣化(サビ)が目立ち、動作もスムーズではないので、バレッタから外しておいたフロイドローズオリジナルに交換しました。
リヤピックアップのスポンジが厚みが足りずかなり低い状態なので、適当なものでかさ上げして高さを合わせてやります。
弦高(ブリッジ)やポールピースの高さを合わせて、ひとしきり弾きました。
自宅の機材で弾いても、やはりバレッタに非常に近い音でしたね。
余談になりますが、今5~6万円で手に入るクレイマー・バレッタ・ビンテージは、十分カミカゼの代用になると言えます。フロントPUを追加して、リヤPUをブリッジと平衡にしてやれば完璧でしょう。
カミカゼ(パープルタイガー)の疑似体験をしてみたい方にお勧めです。
さて、付属のチェックカードを調べてみます。
カーボンコピーの青い色が、経年変化で消えてしまっていて、全然見えないのですが、目を凝らして圧痕を解析しました。
こう書いています。
やはり元は、ヘッドもカミカゼグラフィックだったようですね。
メイプル(1ピース)のエボニー指板で、ヘッドは接ぎ木なしです。
検査員と出荷者の名前は判別不能で、日付の月もはっきりわかりませんが、1992年の製造のようですね。ということは、リンチMOBのセカンドアルバムを発表した頃になります。ダンカンSH-12スクリーミングデーモンも出始めた頃で、カミカゼも販売開始後5年が経過して、製品として安定した時期でしょうか?
25年前のギターにしては、とても状態が良いです。
やはりこれは本物だ。
変な色だけど、1日中見ていたら慣れてきました。(笑)
音も小さくショボイのですが、喜びの動画です。