Masahall Full Stack

マーシャルアンプとリッチー・ブラックモアとジョージ・リンチとスティーブ・ヴァイが大好きなマサハルのブログです。時々こっそりと過去記事を改訂しています。(笑)

ESP GL Model kamikaze-X 1992

 

憧れのアーティストと同じギターは欲しいが、まんま同じのは嫌・・・ならば色違いで・・・誰でも考えそうなことです。ESPでもカラーバリエーションを追加して、ブルーのカミカゼ2、デザートカムフラージュ柄の3、蛍光グリーンの4を出していました。(私もカミカゼ1の赤い部分を青くしたギターを作ったことがありました。)

今回私が手に入れたのは、ブラックのベースに、薄いブルーグレイメタリック、ブルーメタリック、バーガンディメタリック、ゴールド文字・・・地味なんだか派手なんだか。(笑)

この色のために購入を躊躇したのですが、持ち帰ってずっと手にして眺めていたら、気にならなくなってきた、というかむしろ気に入ってきました。

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 購入直後、ブリッジがESPシンクレアの状態です。

 

ヘッド表面。塗装のフィニッシュはとてもきれいなので、一見リフィニッシュとは気づきません。

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しかし、サイド部分に若干、後吹きクリアの垂れが残っていて、裏側のクリアにちょっと違和感あり。もしかすると最初は無塗装だったところを後でクリア塗装しているかも。

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手前の1弦ペグの付近はクリアが剥がれています。

とはいえ、ヘッドに接ぎの無い良質でハードロックメイプルが使われています。

 

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ナット幅で45ミリ(1-3/8インチ)というワイドなネックですが、薄く手に馴染む断面形状のために、それほど握りにくさは感じません。クレイマーのバレッタと似た形状です。木取りは板目ですね。

 

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指板は、黒々、ツヤツヤのエボニーです。ポジションマークはパールかな?

ジャンボサイズのフレットは丁寧にエッジが処理されていて、指に引っかかりません。感触が良いです。

 

そしてこのギターの大きな特徴が、カミカゼジョイント

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プレートを廃して、外側のボルトを1本中心に寄せて、ヒール角を丸く削っています。f:id:masahall:20170305204649j:image

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これで、ハイポジションへのアクセス時に、親指の付け根が角に当たって痛くなることがありません。

 

スタッドボルトのピッチが同じだったので、ボルトごとオリジナルFRTに交換しました。ちなみに割と古いモデルのため、ブリッジ周囲の落とし込みはありません。私は古い人間なので、こっちの方が好きです。

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カミカゼのもう一つの特徴であるアウトプットジャックです。ストラトと同じ形状のジャックフルールですが、サイドを削りこんでマウントしてあるので、ケーブルを挿したままで何かに当ててプラグを破損ということが無く、トレモロアームの邪魔にもならないという、ナイスなアイディアです。

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ちなみにボディの厚さは、48ミリです。普通のストラトが45ミリなので、少し厚いです。またザグリも最小限になるよう、POT部分はレスポールのトグルスイッチと同じ大きさのザグリになっています。恐らくジョージ先輩は、少しでもボディの空洞部分を減らして、ソリッドな鳴りにしたかったのでしょうね。

 

今回現物を手にしてみて、カミカゼは普通のシャーベルやクレイマーといったハムバッカーFRTストラトとはかなり異なる、独特な設計のギターだということを理解しました。

 

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