Masahall Full Stack

マーシャルアンプとリッチー・ブラックモアとジョージ・リンチとスティーブ・ヴァイが大好きなマサハルのブログです。時々こっそりと過去記事を改訂しています。(笑)

フレットのすり合わせ作業

さて外したバナナ。

ペグやロックナットなどの部品を外して、高さのすり合わせ(レベリング)です。

この作業は、長年の使用で特定のフレットが凹んでしまったり、頂点が平らになってしまった時の修正のために行いますが、私の場合は、15フレット以降で起きてしまっているため、その矯正に行いました。

まずロッドを少し緩めてネックをできるだけストレートな状態にします。
そして削り残しが分かるようにマッキーで色を付けて、300㎜程度のステンレス定規で各フレットの高さを確認しつつ、300mmほどの長さに加工したアルミの角材の両面に#400と#600のサンドペーパーを貼りつけたツールで、フレットの頂点を削り、高さを合わせます。今回は15フレット付近で指板がV字に折れ曲がっているので、ハイポジを多めに削ってストレートにしようという目論見です。

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一様に高さを合わせたら、専用の凹面やすりで平らになった頂点を削って、丸く整形(クラウニング)します。
きれいなアールが出たら、次はフレットエンドの処理。エッジを丸めないと尖った角が運指の際に指に引っかかり、痛かったり気持ち悪いです。22本の両面で44か所もあるので、結構面倒なんですが、先の専用やすりや細いダイヤモンドやすり、サンドペーパーなどを使って地道に作業を進めます。

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ただしあまり丸めすぎると、ヴィブラートをかけた時に1弦や6弦が落ちやすくなるので要注意です。

 

整形が終わったらサンドペーパーで#600~#1000と順に磨いて、仕上げにコンパウンドでピカピカに磨いてやります。

最後に、削りかすや汚れ落としを兼ねて、レモンオイルなどで拭いて完成です。

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