Masahall Full Stack

マーシャルアンプとリッチー・ブラックモアとジョージ・リンチとスティーブ・ヴァイが大好きなマサハルのブログです。時々こっそりと過去記事を改訂しています。(笑)

Steve Vaiと私

1984年、イングヴェイ・マルムスティーンが抜けたアルカトラズに新人スティーヴ・ヴァイ加入!というヤングギターのニュースで初めて彼の名をを知りました。
最初のインタビューが乗ったYG1984年12月号は未だに持っています。初めての来日で、イングヴェイのフレーズを弾きこなした上にタッピングで新次元を見せたとの評判でした。

そして、85年に発売された「Disturbing the Peace」でヴァイの全貌が明らかになります。イングヴェイ路線とも既定ヘヴィメタルとも異なる奇妙としか言いようのない曲に、スゥイープやタッピング、ギターオーケストラ的な多重録音、ディレイなどのエフェクト活用した耳新しいプレイは、ハイレベルすぎて何をどう弾いているのか理解できず、ただ聴くだけでした。

 

ほどなくしてアルカトラズを脱退し、86年にデイヴ・リー・ロスバンドに加入。超人ベースのビリー・シーアンとの超絶コンビはロック界を賑わせました。私はそれ以前からTALASの曲として知っていましたが、名曲「Shy Boy」はヴァイのアイディアを加えて完成したといっても過言ではありません。
当時バンドをやっていた私はなんとか「Yankee Rose」を弾けるようになったのですが(今ではもう弾けませんが)、ビリーを担当するベーシストが見つからずバンドでの演奏は断念してギターへの熱意は薄れていったのです。

f:id:masahall:20190130213128j:image

 

DLRを脱退しホワイトスネイクに参加したことさえ知らず、その後のソロの活躍ぶりも全く知らずに、会社で働いては週末は車をいじったり走り回る毎日。

結婚して子供が生まれ生活が落ち着くとなんとなくギターを再開しましたが、なかなかヴァイの出番は来ません。とはいえたまに聞きたくなったりして「Passion and Warfare」と「Ultra Zone」のCDは購入してはいました。

f:id:masahall:20190130213030j:image

昨年の11月頃、ジェイクの情報で「ネ申風」ストラップの話題が出て、それってヴァイがアルカトで使っていたじゃんと思い、古いYGを引っ張り出してきたのがきっかけでブームがやってきました。しばらく前に見た「Gravity Storm」の演奏中アンプが故障してしまう動画をもう一度見たいと思い、探して見たらそのダンスが面白くてしょうがない。


Steve Vai blows up his amp

そんなある日、IbanezからJEM Jrというヴァイの廉価版シグネが販売されているのを知り、直ちに購入しました。新品のギターを買ったのなんて30年ぶりで5本目です。(笑)

アルカト、DLRのイメージで派手な黄色を選び、さらにはkeeleyのDS-1、MORLEYのBadhorsie、DigitechのWHAMMYなどのペダルも手に入れました。JEM Jrは売っているそのままではイマイチでしたが、指板を濃い色に染めてナットやフレットを調整したら結構良くなりました。特にオリジナルのピックアップが良いですね。パーツ交換やスキャロップ加工などちょこちょこと手を入れてヴァイ気分を楽しみました。

f:id:masahall:20190130193849j:plain


しかし90年以降のヴァイの軌跡を追ってゆくと、やはりメインの白いJEMが気になってきます。(続く)